新装版 密閉教室

新装版 密閉教室

小説・文芸
902円 (税込)

4pt

教室にあるはずの48の机と椅子がすべて消え、代わりにコピーされた遺書と級友の冷たい骸(むくろ)だけが残されていた。しかも密室で。自殺か他殺か。高3で、推理マニアの工藤順也はこの謎に果敢に挑むのだが……。本格ミステリの甘美な果実にして、瑞々しい青春小説。法月綸太郎のデビュー作にして、不朽の名作。(講談社文庫)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    新装版 密閉教室
  • タイトルID
    :
    241472
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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新装版 密閉教室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最初と最後に頭をぶん殴られたような感覚に陥る名作だった。
    一気に作品へ引き込まれて、夢中で読み進めて、最後に袋叩きに合った。

    対話の中にあらゆる矛盾や関係性が隠れており、読みやすいのに読みごたえがあった
    自身の思考の浅さに辟易し、対話での読みあいに舌を巻いた。

    特に私が膝を打った点としては
    ・作中の高校生の中途半端に未熟な思考の解像度が高すぎて、生々しさを感じた。
    ・(ミステリ好きを)ミスリードへ誘導する艶やかな手際
    ・刑事が有能であり、対話によって解決していく、探偵の一辺倒な作品ではない。
    ・文学的要素を盛り込み、知見があるとなお楽しめる。
    ・捜査側と推理側のそれぞれの思惑が交差し、より複雑に絡み合ってた。
    挙げればきりがないが、これだけの点があった。

    つまり私もトリックに釣られて完全に油断していたミステリ好きだったということ。
    当時の本格ミステリーの風はすさまじい風量を持っていたと再認識した。

    0
    2026年05月09日

    Posted by ブクログ

    法月綸太郎デビュー作。ドラマチックだとは思うけど最近の作品と比べて表現がくどい感じがした。序盤は正直そこまで面白くないけど怒涛の終盤のためにも最後まで読むべき作品だと思った。

    0
    2016年02月25日

    Posted by ブクログ

    法月さんの小説は頼子のためにのみだったので、デビュー作を読めて良かったです。非常に面白かったです。事件の真相が2転3転する感じも個人的には好きです。

    高校生の主人公である工藤の10代らしい痛さを許容できるかどうかで好みが分かれそうですが個人的には全然いいと思います。次回作も読みたいです

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    無駄な前置きもなくすぐ事件に突入。
    なぜ机と椅子を無くさないとダメだったかとか、色々な謎に多重推理で解決していくのは素晴らしいですね!
    キャラのセリフが本格ミステリのお手本のような口調。
    最後の探偵役をこき下ろす展開が良かった。なかなか無いと思う。

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    72点:「全然納得できないよ」
    人に興味がないと指摘されるのは、新本格は人間が描けてないと批評されることとイコール。そう言われるのは分かった上でそれでもやるんだという静かな覚悟がみえる作品。その構図でみると主人公に対してあなたは分かってない的なことをいうこの子はやっぱりなんだかずるい。

    0
    2022年11月28日

    Posted by ブクログ

    全ての机と椅子が消えた密室の教室に残されたコピーの遺書と級友の骸。高三の推理マニアの順也が自殺か他殺か謎に挑む。本格は苦手意識があったけれど、謎に興味を引かれるのは勿論それが明かされていく課程も爽快で、古さも感じなかった。中盤や終盤の二転三転する展開や、警部に教師に生徒たちの然り気無い立ち方も良い。

    0
    2018年10月10日

    Posted by ブクログ

    好みのトリックだった。クライマックスは新聞部室とその直後は好みだったけども、いまいちスッキリしなかった。

    0
    2015年09月14日

    Posted by ブクログ

    法月氏の作品が面白いと感じたのは、ポオの時代からディクソン・カー他数々の推理作家を経て語り尽くされたと思われる「密室」にデビュー作から敢えて挑んでいる事と、本格推理に強い拘りがあり他の作品に於いてもぶれが無い事でしょうか。
     それから、もう一つ言うなら、悪戯に読者への恐怖心を煽らない事ですね。因みに法月氏は、エラリー・クイーンの作品に傾倒しているようです。

     さて、この作品は小説のはじめぐらいで、だいたい犯人が分ったように思えるところなのですが、実は意外なところに落とし穴があるのです。
    たぶん、誰が読んでも分かりますよ・・・。逆に言えば、分かるように読者を誘導して謎を解かせる意図が垣間見えるのです。
     そういう風に感じさせておいて、一読して無意味で無駄な廻り道の話も後半の謎解きを論理的させていますね。流石だと思いました!
     面白い作品です。お薦めします!

    (余談ですが、探偵役が論破されてしまった) トホホ・・・(T_T)!

    0
    2013年11月16日

    Posted by ブクログ

    お膳立てばっちしの本格推理小説。

    最初は、語り口がちょっと芝居がかりすぎているように感じていたが、クラスメイトの一人が主人公に自殺未遂をした経緯を語る場面で「これは凄い!」と膝をただした。
    この心理描写、その切迫感、そして絶望感。ともすれば絵に描いた餅のような滑稽さに陥りかねない(中二的な意味で)その感情を、ここまで研ぎ澄まされた言葉で語る著者の筆力に感心した。

    それ以後は、物語世界にぐっと興味が湧いてとても面白く読めた。
    教室にあった48の机と椅子が消えた中で級友が死んでいたという奇妙な密室、という設定をじわじわと生徒たちの反応を交えて描いていく様子や、主人公と警部との軽妙な腹の探り合いなど、非常にスリルがあってどきどきした。
    それだけに、担任教師・大神(ネロ)の造形があまりにもごてごてしくて、鼻についたのが気になった。これでは読者は彼が怪しいと思うに決まっている。キャラを立てるにしても、周りとの調和を考えて、もう少し自然な感じにできなかったものか・・・。

    一長一短な印象も大いに受けた作品だったが、ミステリーとしてのまとまりもなかなか。トリック自体はそれほどのものではないが、やはり心理描写の上手さが作品を生き生きとさせていると思った。
    高校時代の危うい人間関係や自意識をほろ苦く、かつトリッキーに描いた作品であり、そういうところが私はとても好きだった。

    0
    2012年08月29日

    Posted by ブクログ

    主人公の若さゆえの過信や行動があり、その部分を過去と現在の2つの事件で共通に見え隠れしていた。過去の事件はイメージですが。
    恥ずかしながら、最後の答え合わせで上記の漠然としたイメージが補強されたような感じでした。


    刑事さんがリードしてくれている感覚で心地よい流れを感じますが、場面が切り替わりすぎて、少しわかりにくい展開でした。
    しかし、登場人物の個性を活かした対話がとても良いと感じました。

    0
    2026年06月23日

新装版 密閉教室 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    新装版 密閉教室
  • タイトルID
    :
    241472
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年01月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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