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「ひきこもり」研究の第一人者である著者が、ラカン、コフート、クライン、ビオンの精神分析理論をわかりやすく紹介し、ひきこもる人の精神病理を読み解くとともに、家族の具体的な対応法について解説。ひきこもりとニートの違いなど、「ひきこもり」の現在が解き明かされる。 ――以下、本文“はじめに”より『なぜ「治る」のか?』という、ちょっと奇妙なタイトルには、いろいろな意味が込められています、その一つは、「必ずしも病気とはいえないひきこもりを治療するとはどういうことか?」という問いかけです。そう、ひきこもりは、それだけでは病気ではありません。だからこそ、社会参加に際しては、さまざまな支援や対策が有効であり得ます。しかし、ひきこもりは治療によって「治る」こともある。ならばその過程は、精神医学的に、というよりは精神分析的に、どう理解することができるのか。…」
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月04日
斎藤環のひきこもりの定義はどれくらい普遍性があるのかわからない。
「社会参加をしない状態で精神障害が第一の原因ではない」というのは異論があるだろうし、「家族以外の対人関係が無ければどんなに毎日外出していてもひきこもり」というのは一般的なイメージと違うように思う。
ひきこもりが自信を欠いているのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月08日
ひきこもりになるメカニズムやプロセス、ひきこもりに対してどう接するべきかが書かれたもの。
ひきこもりというのは自己の弱さだと思っていたがどうやら違うらしい。
自己愛が足りないからなるらしい。
そのためには自己愛つまりそれにつながる欲望(≠食欲や性欲といった本能)を引き出してあげる人や訓練が必要。...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月17日
「ひきこもり」は統合失調症とは違い、人間関係そのものが治療的意味を持つとの考えから、精神分析家についても書かれていて、心理学に興味のある方は引き込まれると思われ。
「ひきこもり」についてだけを語っているのではなく、
日本的なダブル・バインド〜言葉で否定しながら抱きしめている二重メッセージが引き起こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月29日
理論の裏付けがありながら、温かい心を持って治療に当たっている方なのだなぁと感じた。
一般の方向けの本、ということだけあって、とっても読みやすく、面白い。
ひきこもりのゴールは、心が自由になること。
自発性を大切にする。自分でやりたいと思うことは、なんでもやってみてもらう。
悩むぐらいなら現状維持を勧...続きを読む
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