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――今、つらい思いをしているすべての人へ
生きる喜びを伝えたい
はじめに
プロローグ みんな「助けて」が言えない
●第1章 心の感覚の麻痺と向き合う
・心の感覚の麻痺とは?
・地震で負った深い傷
・感覚を取り戻してもらうために
・近くて遠い1・5メートル
・解けた3年間の封印
・がまんした感情を吐き出すことで、道は開ける
・今も残る震災の傷跡
・人はみんな、必要とされたい
●第2章 出生のトラウマ(心的外傷)と向き合う
◆母親殺し
・「自分さえ生まれてこなければ……」という苦しみ
・誕生日は母親の命日
・お母さんはあなたに「ありがとう」と言っている
●第3章 私がいちばんの問題を抱えていた
・4歳で初めて身近に感じた「死」
・一家離散とひとり暮らし
・暴走族入りと親友の死
・お母ちゃんとの再会と交通事故
・「君は一生自分の足で歩けない」
・障害者の希望の星に
・両親との別れと新たな出会い
・突きつけられた厳しい社会の現実
●第4章 自殺未遂と再起
・突如出発した「迷惑をかける旅」
・初めて知った人のやさしさ
・こみあげた涙と「ありがとう」
・大人数での東尋坊到着
・「ありがとう」がつなげたやさしい人の輪
●第5章 私がカウンセラーになるまで
・それでも逃れられなかった死の恐怖
・私は疫病神なのか……
・カウンセリング相手の自殺、人殺し
・逃亡先での人生を変える出会い
・つかみかけた幸せを自ら手放した
・平さんの喝と救いの手
・教えてもらった「残された人の苦しみ」
・今までの苦しみは、人を助けられる喜びに変わった
・どんなことがあったって、幸せになれるよ
●第6章 命のカウンセリング
・カウンセラーの私ができること
◆一家心中
・残された人の苦しみ
・もうがんばらなくていい――
・生き残ったのには意味がある
・「人殺しの子」
・ようやく出たひと言と救い
◆子どもの事故死
・お母さんの苦しみは尋常じゃない
・言えなかった「ありがとう」
・女神に子どもを返すセラピー
・これからを歩んでいくために
●第7章 苦しむすべての人へ
・自殺は大切な人の人生を狂わせる
・心を開けば、相手もきっと助けてくれる
・「受け取る」ことを知ってほしい
・上手に受け取れれば、人生が変わるのだから
・おわりに
■著者 長谷川泰三
Posted by ブクログ 2013年06月21日
車椅子のカウンセラーの著者長谷川さん。
ご自身に起きたことや、実際のグループセラピーの様子が書いてあります。
セラピーの様子は涙なくして読めません…。
まるで自分も参加しているような気持ちになりました。
自ら死を選んでしまったら周りがどんなに苦しむか。
「助けて」と言う勇気、助けを求めることは迷...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月31日
カウンセラーである長谷川さん自身の半生と、これまでに係わってきた人達のカウンセリング事例がこの一冊にまとめられています。
事故で下半身麻痺となって自殺まで考えた長谷川さん。それ以降も凄まじい人生。「真実は小説よりも奇なり」とはまさに長谷川さんのこと。
「死」を嫌と言うほど見つめたからこそ、命の重み。...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月15日
17歳のときの交通事故で、下半身不随となり、車いす生活を余儀なくされた長谷川泰三さん。
「自殺しよう」
長谷川さんは、かつて、バイクのツールングに行ったことがある東尋坊で、飛び降り自殺をしようと決意します。
しかし、車いすで東尋坊への旅は、並大抵でありません。
「行くまでにいろいろな人に迷惑を...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月21日
「人はみんな、必要とされたい」多くの人は誰かを助けたい、誰かの力になりたい、そう思って役に立てる場所を探している。そして、人の力になれたとき、助けることができたとき、心から喜びを感じる。それも困っている人の役に立てたとき、よかったなと幸せと感じる。
「自殺は…攻撃です」あなたは死ぬだけですけれど。あ...続きを読む
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