新版 日本永代蔵 現代語訳付き

新版 日本永代蔵 現代語訳付き

979円 (税込)

4pt

3.5

本格的貨幣経済の時代を迎えた江戸前期の人々の、金と物欲にまつわる悲喜劇を描く傑作。読みやすい現代語訳、原文と詳細な脚注、版本に収められた挿絵とその解説、各編ごとの解説、総解説で構成する決定版!

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新版 日本永代蔵 現代語訳付き のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年10月13日

    江戸時代の商人の成功譚、商売の教訓を描いた言わずと知れた、井原西鶴の浮世草子。
    当時の高度に発展した資本主義、町人の風俗や道徳がわかって面白い。

    例えば、長屋に住んで、質素に暮らして長者になったひとが町で噂になるのだが、強盗に入られないほどに安全な社会なんだな、とか、売掛金はきちんと回収できるもん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月22日

    江戸商人の商人道の本だろうが、町人の金銭欲や成功欲を描いた短編集にも読める。井原西鶴は 自身が書きたいものではなく、読み手が読みたいものを書いているのでは ないだろうか


    道徳を前提に 「貯金」「倹約」「勤労」「分相応」「健康」を商人の成功のコツとしており、時代への対応も重視する内容となっている

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    Posted by ブクログ 2022年01月12日

    庶民向けの自己啓発本的な内容

    倹約しつつ工夫して本分に励む事が重要と説いている

    本分に関しては町民には芸事は贅沢で余計なものと言ってるところとかは時代を感じる

    貨幣経済が発展してきている時代のためか、投資をしきりに勧めていることが印象深かった

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    Posted by ブクログ 2017年11月01日

    まず全6巻(といっても150ページもない)の現代語訳、その後、一篇ごとの原文と解説といった流れ。 庶民のお金にまつわる短編集といった感じ。 全体としてはそんなにおもしろいという内容ではないかな。 今も昔も基本的な考え方は変わらないんじゃないかなと思えたのは良かった。 お金を貯めたければ倹約と勤勉さ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月13日

    貨幣経済の浸透し、町人の台頭した元禄文化を代表する井原西鶴の古典。
    成功した長者たちの話を中心に訓戒めいた逸話が多い。掛け金の回収など現代に通じる面もある。ただし、日本の古典は構成が現代文学と大分趣が異なり、すっと理解できないのが難点。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年04月04日

    金銭の貴重さ、みの持ち崩し方、芸事の無益さ、様々な町人の立身出世、栄枯盛衰を描く。三井の話が出てきて驚く。当時の中国人は琴や書、詩に親しみ雅で実直だったとある。

    2代目に破る扇の風
    世は張物
    欲しいものは買わず、惜しいものを売れ

    唐土人は心静かにして、世の稼ぎもいそがず、琴棋詩酒に暮して、秋は月...続きを読む

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