ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
橋下徹が知事、そして市長となって以後、大阪はどうなっているのか? 橋下市長の人間性にまつわる失態、政局のミスばかりがクローズアップされるなか、いよいよ目前に迫った、史上初の「自治体破産」の惨状と、そこからの再生の道程を、ベストセラーシリーズ『大阪破産』(4万部)を著し、長らく大阪の行政と橋下施政を監視し続ける著者が克明にルポ!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大阪府と大阪市を統合する「大阪都構想」が、住民投票の結果、僅差で否決された。本書は、ジャーナリストである著者が住民投票前の2013年に著したものであり、橋下徹氏を中心とした大阪維新の会がめざす大阪の将来像について私見を述べている。 結論から言えば、著者は大阪都構想に懐疑的な立場だ。区割り、財政調整、...続きを読む法的な課題などのハードルに加え、大阪の経済が浮上するきっかけになる点についても疑問視している。個人的には、非常に的を射た意見だと思う。 確かに大阪府と大阪市の二重行政の解消は必要だ。しかし、住民生活に多大な影響を及ぼすであろう「大阪都」にしてまで行う必要はあるのだろうか。二重行政となっている分野ごとに、その無駄を解消するスキームを作っていけば良いのではないだろうか。 ただ、だからと言って橋本氏を一方的に否定はできないだろう。著者も触れていたように、橋下氏の評価は分かれると思う。少なくとも、大阪都構想はメディアにも多く取り上げられ、大阪市の住民に都市のあり方を問題提起したと言える。また、大阪府の財政がいかに危機的状況にあったかについても、職員にも問題意識を持たせることができただろう。良くも悪くも世論に訴えかけた橋下氏の政治手法だからこそ、多くの人が考えるきっかけになったのだと思う。 2018年9月現在、万博とIRの誘致をめざしている大阪府と大阪市であるが、こうした取組みが大阪の経済浮揚のきっかけになるのか、果たして住民生活が良くなるのか、本書を読んで考えてみるのも良いかも知れない。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
大阪破産からの再生
新刊情報をお知らせします。
吉富有治
フォロー機能について
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
橋下徹改革者か壊し屋か 大阪都構想のゆくえ
「吉富有治」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲大阪破産からの再生 ページトップヘ