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Posted by ブクログ 2014年05月18日
ヴィクトリア女王が19世紀イギリスにおいて
政権や外交に対し役割を果たしたかを解説する評伝。
読み物として非常に面白く、読みやすい。
外交に多大な関心を示す一方で、
彼女が「何をしなかったのか」については記載が薄いが、
新書にそこまで求めるのは酷か。
見方によっては明治政府や明治天皇と対比して
読...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月20日
神奈川県立外語短期大学准教授(イギリス政治外交史)の君塚直隆によるヴィクトリア女王の評伝
【構成】
第Ⅰ章 「暗黒時代」の女王即位
第Ⅱ章 戦う女王への変貌
第Ⅲ章 アルバートの死と王室の危機
第Ⅳ章 女王から「女帝」へ
第Ⅴ章 二大政党の確執と女王の憂鬱
第Ⅵ章 大英帝国の女王として...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月12日
幾多の植民地を擁し、”太陽のの沈まない帝国”と呼ばれた大英帝国。
その時代を経験した人は、様々な問題を抱えながらも、未来を信じる事が出来た良い時代であったと回想する事が多い。
その繁栄の絶頂にあったイギリスの統治者であったのが、ヴィクトリア女王である。
ヴィクトリア女王は、その生涯にわたって日記を...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月20日
君臨すれども統治せず。存在を許されたからか、まだ必要だと請われたからか。絶対の遥高みから引きずり下ろされた君主の役割とは何だったのか。ヴィクトリア女王の生涯を軸に、渦中のヨーロッパ情勢を概観する。
女王が即位した1837年から1901年のイギリスは、立憲君主制に始まり産業革命、自由民主主義、アイル...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月26日
大英帝国の黄金時代を象徴する女帝であるヴィクトリア。彼女は、18歳で女王に即位し、81歳で没するまで、実に63年にわたって、イギリスの君主に君臨し、のみならず実質的な統治者であり続けた。女王が特に辣腕をふるったのは、外交である。
戴冠当時のヨーロッパ世界は、ドイツ連邦内でオーストリアの地位が低下し、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月23日
以前から興味を持っていた人物。
大英帝国の栄光の時代に君主であった女性。
単なる象徴的存在だったのかと思ったらトンでもない、まさしく政治に大きく関与し、舵取りをした女性だと知った。
1901年の20世紀の幕開けの年に81歳で亡くなるまで、64年もの間英国女王であり続け、いまだにこの記録は破られて...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月29日
19世紀イギリスの繁栄期に64年近くも女王の座にあったヴィクトリア。
「君臨すれども統治せず」という言葉もあったため、政治にはあまり口を出さなかったような印象があるが、実際はそうでもなく、かなり熱心だったという実像を紹介。
女性であり、若くして即位、9人の子だくさんで家庭的なイメージといったあたりか...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月08日
最盛期の大英帝国に君臨した女王の評伝。在位は63年を超え,昭和天皇よりちょっと長い。最近読んだ清盛本よりずっと面白かったのは,著者の筆力が大。あと,時代が近代だからかな。近代好きなので。
ほぼ時系列に沿って,女王中心の描写が続くのだが,結構な分量があって,「長い18世紀」がウィーン会議で終わった...続きを読む
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