ヴィクトリア女王 大英帝国の“戦う女王”

ヴィクトリア女王 大英帝国の“戦う女王”

946円 (税込)

4pt

植民地を世界各地に築き、「太陽の沈まない帝国」と呼ばれた19世紀イギリス。18歳で即位し、この繁栄期に64年間王位にあったのがヴィクトリアである。後に「君臨すれども統治せず」の確立期と言われ、女王の役割は小さいとされたが、実態は違う。自らの四男五女で欧州各王室と血縁を深めた女王は、独自外交を繰り広げ、しばしば時の政権と対立した。本書は、全盛期の大英帝国で、意思を持って戦い続けた女王の実像を描く。

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ヴィクトリア女王 大英帝国の“戦う女王” のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年05月18日

    ヴィクトリア女王が19世紀イギリスにおいて
    政権や外交に対し役割を果たしたかを解説する評伝。
    読み物として非常に面白く、読みやすい。
    外交に多大な関心を示す一方で、
    彼女が「何をしなかったのか」については記載が薄いが、
    新書にそこまで求めるのは酷か。

    見方によっては明治政府や明治天皇と対比して
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    Posted by ブクログ 2012年02月04日

    ヴィクトリア女王の人生を追いながらイギリス,ヨーロッパ,それを取り囲む歴史もみることができて面白い.ヴィクトリア女王に愛着が湧いてくるところが他の歴史書と比べて読みやすくなっている要因かも.同時代の世界史を学ぶときにも,この本を読んでからだと随分とっつきやすくなるだろう.

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    Posted by ブクログ 2011年06月20日

    神奈川県立外語短期大学准教授(イギリス政治外交史)の君塚直隆によるヴィクトリア女王の評伝

    【構成】
     第Ⅰ章 「暗黒時代」の女王即位
     第Ⅱ章 戦う女王への変貌
     第Ⅲ章 アルバートの死と王室の危機
     第Ⅳ章 女王から「女帝」へ
     第Ⅴ章 二大政党の確執と女王の憂鬱
     第Ⅵ章 大英帝国の女王として...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月12日

    幾多の植民地を擁し、”太陽のの沈まない帝国”と呼ばれた大英帝国。
    その時代を経験した人は、様々な問題を抱えながらも、未来を信じる事が出来た良い時代であったと回想する事が多い。
    その繁栄の絶頂にあったイギリスの統治者であったのが、ヴィクトリア女王である。

    ヴィクトリア女王は、その生涯にわたって日記を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    君臨すれども統治せず。存在を許されたからか、まだ必要だと請われたからか。絶対の遥高みから引きずり下ろされた君主の役割とは何だったのか。ヴィクトリア女王の生涯を軸に、渦中のヨーロッパ情勢を概観する。

    女王が即位した1837年から1901年のイギリスは、立憲君主制に始まり産業革命、自由民主主義、アイル...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年03月30日

    全111冊に及ぶヴィクトリア女王の日記を読み込んでものした労作です。「太陽の沈まない国」として隆盛を極めた大英帝国において、女王の戦いとは何だったのでしょうか。無味乾燥な教科書より、断然面白いですよ!

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    Posted by ブクログ 2013年03月26日

    大英帝国の黄金時代を象徴する女帝であるヴィクトリア。彼女は、18歳で女王に即位し、81歳で没するまで、実に63年にわたって、イギリスの君主に君臨し、のみならず実質的な統治者であり続けた。女王が特に辣腕をふるったのは、外交である。
    戴冠当時のヨーロッパ世界は、ドイツ連邦内でオーストリアの地位が低下し、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月23日

    以前から興味を持っていた人物。
    大英帝国の栄光の時代に君主であった女性。

    単なる象徴的存在だったのかと思ったらトンでもない、まさしく政治に大きく関与し、舵取りをした女性だと知った。

    1901年の20世紀の幕開けの年に81歳で亡くなるまで、64年もの間英国女王であり続け、いまだにこの記録は破られて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月29日

    19世紀イギリスの繁栄期に64年近くも女王の座にあったヴィクトリア。
    「君臨すれども統治せず」という言葉もあったため、政治にはあまり口を出さなかったような印象があるが、実際はそうでもなく、かなり熱心だったという実像を紹介。
    女性であり、若くして即位、9人の子だくさんで家庭的なイメージといったあたりか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月08日

     最盛期の大英帝国に君臨した女王の評伝。在位は63年を超え,昭和天皇よりちょっと長い。最近読んだ清盛本よりずっと面白かったのは,著者の筆力が大。あと,時代が近代だからかな。近代好きなので。
     ほぼ時系列に沿って,女王中心の描写が続くのだが,結構な分量があって,「長い18世紀」がウィーン会議で終わった...続きを読む

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