無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年03月20日
作曲された当時と今とでは、聴き手の対象や聴く環境が異なることを、時代背景とともに知ることができました。
また、現在の音楽史を把握できない理由として、音楽史の主役が作曲家でなく、いわゆる名演と言われる巨匠たちに移っている点に納得させられました。
取り上げられた音楽を実際に聴きながら、再度読み返した...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月06日
率直な感想として、音楽史を俯瞰できる立場にある現代人は本当に幸せだと思う。
中世の時代にバッハを聴くことは出来ないし、バロック時代にモーツァルトを聴くことも出来ない。そんな中、我々は好きな時代の好きな曲が聴き放題という贅沢な時代に生きている。これを享受しない人生とは勿体ないと思う。
以前にパウル...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月10日
クラシック名盤ガイドを探している時に名著として出てきて読んでみました。確かに名著だ。一気に読ませる熱量がある。文章は華麗でいて平明、歴史の中で鳴っていた音、現代人には聴き取れない音があったのだと遥かな想いになる。グレゴリオ聖歌から態度を正して改めて聴きたくなる。これが新書ですよ、一冊でわかった気にさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月17日
”「事実」に「意味」を与えるのは、結局のところ「私」の主観以外ではありえない。”というコンセプトで書かれた西洋クラシック音楽の歴史は、ある程度クラシック音楽の歴史を知っている人にも、新たな発見をもたらしてくれる。
音楽のことだけでなく、その音楽の生まれた社会的な背景や、建築・美術・文学との関わりにも...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月16日
通史として非常にわかりやすい。各時代の曲の特徴を社会状況から説明してくれることも非常におもしろかった。特に古典派とロマン派の章がすばらしい(ソナタ形式が啓蒙的思想に裏打ちされているという話と、ロマン派が公衆という市場により登場したのだという話)。
あと著者の知識や表現能力が高く、かつあとがきにおける...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月08日
面白かった!
興味を惹かれて購入したにも関わらず、初めて耳にする人物名や難解な用語が羅列された、ちんぷんかんぷんな内容を覚悟していたのだが、何と楽しいことよ。
そう、だって音楽は美しくて気分を高揚させて神性すら感じさせる、生活に身近なもの。普段楽しんで聴いているもの。
それについて書かれた本が楽し...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月30日
いわゆる「クラシック音楽」を中心とした西洋音楽の歴史を綴る作品。
クラシック音楽の定義はなかなか難しいところだが、本作では中世ヨーロッパのグレゴリオ聖歌を起源と考えている。この時代の音楽は神への捧げもの的な宗教色が強く、メロディも音楽というよりもお経とか呪文に近いものだったらしい。
強大な力を持っ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。