ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
処女にしてキリストを宿したとされるマリア。処女懐胎はキリスト教の中心に横たわる奇跡であり、夥しい図像を生み出してきた。「無原罪」の「~がない」という否定形の図像化一つとってみても、西洋絵画に与えたインスピレーションは巨大である。また、「養父」ヨセフや、「マリアの母」アンナはどのように描かれてきたのか。キリスト教が培ってきた柔軟な発想と表象を、キリストの「家族」の運命の変転を辿りつつ描き出す。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」に描かれた天使がユリエルだとは知らなかった。受胎告知でマリアの前に顕現したのはガブリエルだから「岩窟〜」もそうだとばかり。
美術の勉強に読みました。授業で習ったことの復習にもなったし、きちんとまとめられている本として読んだことで、頭の中にあった雑多な情報がきちんと整理された気がします。
#2025年に読んだ本 9冊目 #2月に読んだ本 3冊目 聖母マリアやヨセフなどの キリスト教美術における変遷が追えて 大変興味深い内容でした 異教徒で邪教徒な私のものの見方からすると キリスト教の世界って 誰かの嘘とか妄想に また誰かの願望や妄想が 次々に重なり合って もはや原型が見失われた ...続きを読む壮大なファンタジー世界のように 思えてしまう… 人間の原罪ってゆうのは もはや人間の想像力のことなんでねーの? って気もするし イエスって偶像の中のトップ偶像で 受難とか犠牲ってのは 人の妄想によって個人としての人間性が なかったことにされて 人々の願望で神様に祭り上げられて しまったことを指すのでは? なんて気もしてしまう… 罪深いわね…
19 エペソス公会議「神の母」 正確には「神の母」というよりも、「受肉した御言葉の母」というべき 24 近代医学以前の「胎児」観 ・ヒポクラテス ・アリストテレス ・折衷案としてのガレノス 72 ロレンツォ・ロット 奇跡の誕生よりも普通の人間と同じように生まれたと暗に示す 80 何かを描くこと...続きを読む、つまり何かが「ある」ことを見せることによってしか、何かが「ない」ことを表現できない 81 キリストの「両親」であるマリアとヨセフの関係は、ある意味で、その祖父母であるアンナとヨアキムによって先取りされていた 87 予防的贖罪 コンドーム 97 235 聖家族の歴史社会学的考察
イエス・キリストの母マリアを中心に、"養父"ヨセフや"マリアの母"アンナが中世では、どのように考えられていたか、旧約聖書、新約聖書、聖書外典からスタートし、絵画や彫刻を通して考察しています。タイトルだけだと、もっと宗教色の強い内容を想像しましたが、どちらかとい...続きを読むうと美術史としての色合いの濃い内容です。今まで、イエスの誕生というのは、キリスト教として一番重要な部分ではないかと思っていましたが、時代や政治的要求によって、だいぶ解釈が変わっているのだなと分かりました。
テーマの展開は非常に面白いし興味深い。図版を多用しての論述も非常にわかりやすい。気軽に読める知的好奇心満足の本。ただし、ジェンダー論への関連付けがやや過剰で鼻につく感あり。
処女懐胎というタイトルが冠された絵画 (マリアのもとに大天使ガブリエルが訪れてるアレ)の、 あの1場面についての本かと思っていたら違った。 もっと広範囲、そして当時の社会の様子まで言及されていた。 副題の「描かれた「奇跡」と「聖家族」」こそ重要。 マリアの母アンナの章が刺激的。 アンナの三度婚(ト...続きを読むリヌビウム)による 三世代の親戚が集まった絵が 15世紀の北方でもイタリアでも ノスタルジックだったのが印象的。 私自身も幼い頃は休みに祖父母の家で 叔父叔母や従兄弟たちと食卓を囲んだなぁ。 アンナについて、彼女の祝日に追放事件があったことから フィレンツェにおいて政治的シンボルになったという話はもっと読みたい。
[ 内容 ] 処女にしてキリストを宿したとされるマリア。 処女懐胎はキリスト教の中心に横たわる奇跡であり、夥しい図像を生み出してきた。「無原罪」の「~がない」という否定形の図像化一つとってみても、西洋絵画に与えたインスピレーションは巨大である。 また、「養父」ヨセフや、「マリアの母」アンナはどのよう...続きを読むに描かれてきたのか。 キリスト教が培ってきた柔軟な発想と表象を、キリストの「家族」の運命の変転を辿りつつ描き出す。 [ 目次 ] 第1章 マリアの処女懐胎 第2章 無原罪の御宿り 第3章 「養父」ヨセフの数奇な運命 第4章 マリアの母アンナ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」
新刊情報をお知らせします。
岡田温司
フォロー機能について
「中公新書」の最新刊一覧へ
「趣味・実用」無料一覧へ
「趣味・実用」ランキングの一覧へ
アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」
イタリア芸術のプリズム
イタリア現代思想への招待
イタリアン・セオリー
王国と楽園
キリストの身体 血と肉と愛の傷
最後の審判 終末思想で読み解くキリスト教
最初の哲学、最後の哲学
「岡田温司」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」 ページトップヘ