北斎殺人事件

北斎殺人事件

733円 (税込)

3pt

4.1

ボストン美術館で殺された老日本人画家とは何者か。一方日本では、謎の生涯を送った浮世絵師葛飾北斎の正体に迫ろうと研究家たちが資料を追う。北斎は隠密だった? 日本とアメリカを結ぶキーはどこか? 『写楽殺人事件』に続く浮世絵推理の傑作。日本推理作家協会賞受賞作。(講談社文庫)

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北斎殺人事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    浮世絵三部作第二弾、北斎。
    津田と塔馬の初体面。
    津田が北斎隠密説を展開する。
    その頃ボストンでは日本人の他殺事件が見つかり―――。

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    Posted by ブクログ 2022年08月20日

    浮世絵シリーズ第二弾。本作も歴史の謎を追う学術的な部分とミステリが半々といった構成。ミステリの部分は普通に面白いといった感じだが、北斎隠密説に虜にされた。今回の舞台、長野・小布施。本作は数十年前の作品なので隠密説ではない学術的な理由が判明しているはずだが、作者が書く学説が実に魅力的で、これを読むとそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月17日

    今回は葛飾北斎が実は隠密だったのでは、という謎に迫る物語。
    研究の過程で発生する事件はひとつのエッセンスに過ぎず、作品の本質は膨大な調査に基づいていると思われる北斎の謎。
    単なる小説とは思えない奥深さに感銘を受けました。
    いつか小布施に行ってみたいな。

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    Posted by ブクログ 2015年09月26日

    北斎隠密説の説得力、考証が緻密で素晴らしい。元々資料が少ないらしいので、どうとでも書けると言えばそれまでかもしれ無いが、門外漢の私には、間違いない仮説のように思える。学会はどう評価しているのだろうか。一小説家の戯言と捉えているのかな。資料絶対主義からいけば黙殺しているんだろうな。

    肝心のミステリー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月06日

    北斎は魅力的な人物。ここでは隠密にしてあるけど、どうかな? 
    小布施には行った。江戸から離れて、あんなところに独りで....。天才北斎がこんなところに住んでいたって思って、感動した。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    写楽殺人事件から続く高橋克彦の浮世絵シリーズだが、この北斎が一番好き。
    これを読んでからずっと北斎は隠密だったと私は信じているのだ。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    前作の「写楽殺人事件」もとっても面白かったのですが、私はこの作品の方が上をいくと思います。まずボストンで起こった老人の殺人から始まるのですが、最後には日本での事件とピタっと出合うところなんてメチャ面白いですよん。また北斎隠密説、本当にそうなんじゃないだろうか!?と思わせるほど、きちんとした推理になっ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年06月06日

    浮世絵シリーズ三部作、2作目。今作では葛飾北斎がテーマ。

    前作は写楽別人説を元に写楽は一体何者だったのかを追究するものだったが、今回は北斎が実は幕府の隠密(=スパイ)だったという説を追究する。正直、隠密という陰謀めいたキーワードからして、前作よりもこちらのほうが断然興味が湧き、面白かった。現代の方...続きを読む

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