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「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)にも寄稿している温暖化の専門家である著者による、温暖化問題の現在と、論じ方の提案の書。本書は大きく2部構成となる。第一部では、観測史上の記録を更新するなど大きなニュースとなっている2013年夏の酷暑をはじめとした異常気象と温暖化の関係や、温暖化の科学についての誤解を専門家としてしっかり解説。第二部では、3・11以降、そして、原発再稼働という新たな動きの中、正確かつ冷静な温暖化の論じられ方、そして人類の選択を多方面から検証する。異常気象と温暖化の関係から、持続可能な人類の将来を考える提案の書。
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年10月31日
温暖化と異常気象の関係が論じられているほか、主要な懐疑論への回答がまとめられている。
熱中症による平年の国内の死亡者数は200〜400人だったが、2007年は900人を超え、2010年には1700人を超えた。温暖化によって大雨が降りやすくなるが、雨の日の日数は減少している。亜熱帯域では上空が高温に...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月17日
地球温暖化論が間違っているという証拠はいまのところない。積極対策、慎重派どちらもリスクがある。賭けるに値する人類の選択は何か、市民には意見形成が求められている。
科学はんぶん、政治と社会はんぶん、全体のフレームが示されています。夏休みの宿題が手つかずあと3日、寝ないでがんばっても終わるかも、の状況...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月14日
地球温暖化についての解説を主とした第一部よりも、著者の提案が読める第二部の方が面白く感じた。できるだけ中立的な立場に立って、冷静に地球温暖化という問題を捉えて論じる著者の姿勢に好感が持てた。
本書を読むと、自分の身の周りのことしか考えてこなかったと痛感する。自分が死んだ後の世界のあり方なんて、まった...続きを読む
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