犯罪は「この場所」で起こる

犯罪は「この場所」で起こる

704円 (税込)

3pt

3.7

犯罪を「したくなる」環境と、「あきらめる」環境がある――。物的環境の設計(道路や建物、公園など)や人的環境(団結心や縄張り意識、警戒心)の改善で犯罪を予防する方法を紹介。

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犯罪は「この場所」で起こる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    、「通り物発想」と割と近いものだと思います。人との結び付きが軽視され始めて妖怪は姿を消して、犯罪も増えた。そんな感じ!
    妖怪のことは書いてないけどね!
    機会がなければやらなかった。魍魎を思い出します。誰でも加害者被害者になり得る。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    門が閉まっていれば入らなかった―大阪小学校内児童殺傷事件の公判で、加害者はこう述べたという。
    従来、犯罪対策は、犯罪者の人格や劣悪な境遇(家庭・学校・会社など)に犯罪の原因を求め、それを除去しようとすることが中心であった。
    しかしながら、このような処遇プログラムは結局再犯率を下げること

    0
    2010年06月29日

    Posted by ブクログ

    犯罪は、発生する機会を与えることで起きてしまう。
    だから機会をいかに与えないかという点にフォーカスし、アメリカ、イギリスなどの例を踏まえて、どう犯罪を起こさせない社会をデザインしていくかについて述べられている。
    日本と異なり、海外では犯罪の機会論に基づき、対策する法制度がしっかりと敷かれていた。

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    2023年09月13日

    Posted by ブクログ

    犯罪を防ぐために、その原因追及や犯人プロファイリングに偏重するのではなく、犯罪が起こりうる環境について考え、犯行に都合の悪い状況を作っていこうという話。

    「入りやすく見えにくい」場所が犯罪の温床。ネットもそう。

    割れ窓理論。落書きやら放置チャリやらが散見されるようなとこは、心理的バリアが弱いので

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    2011年09月18日

    Posted by ブクログ

    日本では犯罪が起きるととかく「犯人の精神状態は」とか「犯人の不幸な生い立ちが云々……」と精神主義で語られる。しかし犯罪が起きやすい環境というものがあり、そういう環境を作らないのが大事だ、という本。決して監視カメラをそこら中に付けるとか、植え込みを丸坊主にするとかいう話ではなくて、コミュニティの力と犯

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     「犯罪者」と「非犯罪者」とに実は明確な差異はなく、悪意や犯意を持った者がいても犯行を可能とする機会を得られなければ犯罪は起きず、逆に、悪意や犯意を持たない者であっても偶々そういう機会に恵まれてしまったら犯罪は起きてしまう。ならば、犯罪者一人一人を分析して犯罪の芽を摘もうとするよりも、犯罪を起こさせ

    0
    2012年03月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    犯罪というと犯罪心理学からのアプローチが多い印象があるが、本書は「犯罪を可能にする、可能にしにくい環境」という点から述べられている。
    犯罪心理学的な考え方では予防がしにくいため、まずは環境を整えることで未然に防ごうという考え方には同意。
    大学の先生だけあって書き方が論文調で、英米の取り組みと日本の比

    0
    2012年03月20日

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