無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2009年10月04日
経済学の悪いところを消し去ってくれるかのような物理学の融合。
経済学は実証データというよりも現在の事象に対してどのようなことをするのが適当なのかということを論じる学問なので、正直胡散臭さもあります。
経済物理学では膨大な実証データの研究により、デリバティブと呼ばれる金融派生商品の理論価格の形成に使...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
最近書かれた本だと思ったら、出版されたのは2004年だった。意外と古い本でびっくり。でも当時読んでも全く理解できなかっただろう。今までの経済学の前提がことごとく覆されていて、非常に興味深かった。べき分布とかフラクタルとか、わかりにくいテーマについてわかりやすく書かれており、このテーマの入門書としては...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月02日
フラクタルとカオスの世界へようこそ。この本を読んでの率直な感想がこれである。多少なりとも学んできた経済学の論理は線形であることを基本としている。しかしながら現実はそうではなく非線形である。この原理はどのようになっているのか。先日レビューを書いた書籍のタイトルではないが、“知の逆転”である。第一章は経...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月07日
先輩のススメ&研究室の助教の方が登場していると言うことで購入。
内容は難しく、理解できないところも多かった。
最も印象に残ったのは、ハンガリーでインフレ時に発行されたという10億兆ペンゴ紙幣。
10垓と言ってもいいが、なじみのある単位で10億兆と言うらしい。
たしか昔クレヨンしんちゃんが「100億万...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月29日
★べき分布からフラクタルへ★多量のデータを解析すれば、金融商品の価格変動の分布は、正規分布よりすそ野が広いべき分布になるとのこと。これは理論ではなく観測の結果。だからこそ予想以上の危機が頻発する。べき分布を基にしたブラックショールズ式がなぜ生まれないのかと不思議に思うが、データを増やすほど平均や分散...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月02日
物理の手法を用いて、現実の経済現象(主に金融)を分析しています、というお話。『カオス』や『フラクタル』、『エントロピー』と言った言葉がぽつぽつ出てくるあたり、「『複雑系』とは何か」(講談社現代新書)と重なる部分もあるけど、対象が経済だけあって、こっちの方が入りやすい(あちらは人工生命とかが話の中心)...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。