ヴェネツィアに死す

ヴェネツィアに死す

429円 (税込)

2pt

高名な老作家グスタフ・アッシェンバッハは、ミュンヘンからヴェネツィアへと旅立つ。美しくも豪壮なリド島のホテルに滞在するうち、ポーランド人の家族に出会ったアッシェンバッハは、一家の美しい少年タッジオにつよく惹かれていく。おりしも当地にはコレラの嵐が吹き荒れて……。『魔の山』で著名なトーマス・マンの思索と物語性が生きた、衝撃の新訳。

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ヴェネツィアに死す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    懸命な仕事ぶりで多大な業績をあげた初老の芸術家が、保養先で美少年に出会い、恋に落ちていく様子を描く。それまでの人生からすればまるで逆の生き方、すなわち欲望のままに生き、堕落して行くさまはデカダンスと言えるが、一方で人間らしくまっすぐな生き方であるとも言える。一貫してゆったりとした調子で物語は進んでい

    0
    2013年10月30日

    Posted by ブクログ

    だいぶ前に読んだので,詳しくは覚えていません。
    もう一度読み直したら、書き直します。

    トーマスマンで読んだ記憶があるのはこの本だけかも。

    0
    2011年12月20日

    Posted by ブクログ

    情景描写がとにかく綺麗。目に浮かぶ景色だけで癒される。好き。心情描写も綺麗で癒される。とにかく作品全体が癒し。

    0
    2022年06月22日

    Posted by ブクログ

    トーマス・マンの傑作。
    20代の頃は、若者に恋する年寄りって、身の程知らずだし醜いよなぁと思っていたけど、30代になって、少し気持ちがわかる。
    若い身体、美しさってそれだけですごく輝いていて(まじで光輝いてる)、眩しくて、憧れてしまうし、自分の若い時代を振り返り、みすみす無駄にしたと悔やんでしまうも

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

    人生で一番難しい本な気がする……
    正直途中わけわからんくなりながら、ページ進めてた(´・ω・`)
    しかし、トーマス・マン研究の方の授業で『魔の山』のレポートを一ページも読まずに書いて提出した自分を思い出してしまい、若いとは何と恥知らずで痛々しいことか……(人生で一番反省してます)

    0
    2020年07月01日

    Posted by ブクログ

    面白みのある作品ではないが、魅力的である。美少年に対する想いが延々と綴られるので、若干人を選ぶ本ではある。映画のほうが良いかもしれない。訳者別に読み比べる価値はある。

    0
    2013年05月21日

    Posted by ブクログ

    濃厚な死の気配。
    老作家、アッシェンバッハを魅了して止まなかった青白い顔をした美少年タッジオ。彼は、性別や生死をも超越したような存在に思えた。

    0
    2011年11月23日

    Posted by ブクログ

    これは…なんというか…おお…(せんりつ)。
    圧倒的な耽美と官能と退廃に酔います。
    指先ひとつ触れないのに、瞳しか見てないのに、しっかりうしろぐらいエロスが存在するんだもの。
    古びるなんてとんでもない、これぞ古典と言うべきなのでは。
    ずっと読みたい読みたいとは思ってたんだけど、読んでよかった!

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    劇的で美しくて破滅的で準古典ならではの明快さ。題材には時代を感じるけどこの美しさは普遍だと思う。ってか個人的にこういうお話は大好き。
    新訳読みやすかった!でもなんとなく味がなくてさっぱりした感じ。話はよく分かったから重厚な古い翻訳で読んでみたい。

    0
    2012年04月13日

    Posted by ブクログ

    平野啓一郎の「マチネの終わりに」に「≪ヴェニスに死す≫症候群」という言葉があり、それに触発されて(たぶん)再読。原文がドイツ語だからかもしれないが、観念的な耽美を湛えた表現の中であっけなく破滅(死)を迎えるような印象。現実の破滅の方がはるかに恐ろしいぞ。一番驚いたのは、主人公が50歳にして晩年の老小

    0
    2023年07月25日

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