ジーキル博士とハイド氏

ジーキル博士とハイド氏

街中で少女を踏みつけ、平然としている凶悪な男ハイド。彼は高潔な紳士として名高いジーキル博士の家に出入りするようになった。二人にどんな関係が? 弁護士アタスンは好奇心から調査を開始する。そんな折、ついにハイドによる殺人事件が引き起こされる! 高潔温厚な紳士と、邪悪な冷血漢――善と悪に分離する人間の二面性を追求した怪奇小説の傑作であり、「悪になることの心の解放」をも描いた画期的心理小説、待望の新訳!

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ジーキル博士とハイド氏 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年12月19日

    ジキルとハイドの死が同時発生なの、当然といえば当然だけどめちゃくちゃいいなと思う
    自分の願望は託せない

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    Posted by ブクログ 2019年02月13日

    善悪の価値観に関する物語。
    人間の本性は善悪どちらなのか?

    完全なる善人がほとんどいないように、完全なる悪人もほとんどいない。
    そもそも善悪という観念はいつ生まれたのだろうか?
    人間の原始状態では善悪という観念はなかったというのが、ルソーの主張だ。

    言語、想像力、テクノロジーが生まれてくる前、
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    Posted by ブクログ 2018年05月04日

    名作ブンガク
    かかった時間120分くらいか
    文学のほうが新書より時間がかかる。

    名作だが童話バージョンしか読んだことがなかった本作品については、以前「フランケンシュタイン」をよんだ時から、関連作品として興味をもっていた。

    あらすじは言うまでもないが、名士で知られるジーキル博士が、自身の二面性と肉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月10日

    もはや有名すぎて読む人が少ないと前書きに書かれている通り、私も名前とあらすじしか知らなかったので読んでみました。
    一章読んだら眠れなくなるほど、続きが気になります。
    短編なのですぐ読めるため、時間がない人も是非読んでみてください。

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    Posted by ブクログ 2015年07月20日

    ずいぶん昔に原書を読んで以来ご無沙汰だったので、和約で読んでみることに。
    ハイド氏の狂気やアタスン氏の恐怖や苦悩など、あたかも読み手がハイド氏を目の当たりにしたかのような嫌悪感を抱かせるため、訳者さんが努力されたであろうと感じました。
    広く知られる「ジキルとハイド」だからこそ、きちんと読んでおいてよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月05日

    表面では立派な性格を持ったジーキル博士が、一方ではエドワード・ハイドという残虐な殺人鬼としての顔を持つ話は有名だが、改めてこの短編を読んでいてまるで小さな推理小説のようにも思えた。
    しかし、私が最もそそられた点は「ジーキル博士の事件の全容」の告白である。
    彼の苦悩はまさに宗教的なものであり、自分は二...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月17日

    あとがきにも書かれているが、有名すぎて読まない本。有名すぎて知ってるつもりになって、読まない本。歌詞とかにもよく出てくるし。ジキルとハイド。
    ジーキル博士とハイド、善と悪かと思ってたけど、実は全部と悪だった。似てるけど違う。全部と善だったらどうなってたかな。いずれにしても、善がないと悪もない。善があ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月29日

    魂の形で体はできていて、魂が分離することで身体が変化するという表現が面白かった。完全な悪はかつて存在したことがない。分離前の自分が悪に喰われていくのが哀しい。

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    Posted by ブクログ 2018年04月14日

    タイトルをワードとしてはよく耳にするものの、原作を読んだことがなかったので読んでみようと手に取った。物語は長くはないが、濃度の高いものだった。誰しもが自身の中に二面性(ないしは多面性)を感じることがあると思うが、それを分離しようと思うに至り、かつそれを実現する薬を見つけたジーキル博士は確かに狂気じみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月22日

    ある日弁護士アタスンは友人との散歩の道中で、薄気味悪い奇妙な建物に住む冷徹で悪魔のような男ハイドを知る。
    その晩、金庫からアタスンは古くからの友人で立派な人格を持つジキル博士から預かっていた遺言状を見返した。そこにはジキルに万が一のことがあった際、全財産をハイドへ譲るよう書いてあったからだ。アタスン...続きを読む

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