渇きの街

北方謙三

道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある――川本高志、25歳。横浜の高級クラブ「オリエンタル」のボーイ。気位、男の誇りをバネに、自分しか歩みようのない道を身体ごとぶつけて切り拓いていく。アウトロウの原点を濃密な文体で描く迫真のクライム・ノベル。日本推理作家協会賞受賞作。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 集英社文庫
• ページ数: 312ページ
• 電子版発売日: 2013年12月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

『道ってやつは踏みはずすためにある。踏みはずしたところに、また道がある』・・前編に漂う、思わず体が反応してしまう暴力と、偏った男の誇り・美学。善悪ではなく、男の矜持に従う主人公。好き嫌いはあるかとは思うが、私は、はまってしまった。出版後2０数年が経ってからこの作品にめぐり合った運命に感謝をしたいと思う。『逃れの街』『檻』につづき、北方作品は3作品目だが、コレが最高傑作ではないかと思う。

[ブクログ · ★★★☆☆]

・道ってやつは踏み外すためにある。　踏み外したところに、また道がある。
この小説のキーワード、自分の人生と照らしあわせながら読んだ、作品である。
　感想は…未