ひとつ火の粉の雪の中

ひとつ火の粉の雪の中

638円 (税込)

3pt

3.3

鬼が喰らい、修羅が斬り、人が生きる。それが定め。哀しく妖しい、この世の定め…。最強の修羅・鳳は、焦土と化した村でひとりの少女と出会う。少女は夜闇。鬼の血をひき、鬼の力“鬼界”を秘めたる娘。鳳は夜闇を連れ、旅に出る。永劫にも似た、果てのない旅路。だが、夜闇の力を狙う妖しのものどもの跳梁により、封じられていた“時”が動きはじめた…。第3回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。幻想味あふれるジャパネスク・ファンタジー。

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ひとつ火の粉の雪の中 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月10日

    鬼を斬るものと鬼の血をひく少女の果てのない旅路。
    独特のリズムと文体で語られる物語。独特が故に読み解きにくいが、一度その流れに身を委ねると、なんとも言えぬ心地よさと緊張感がある。
    運命からの解放からから来るものか、終章の描写が胸に染み入る。

    0

    Posted by ブクログ 2015年10月20日

    大好きな作家さんのデビュー作をようやく読んで、色々と度肝を抜かれました。原石だ…。技巧面や分かりやすさはさておき、これはものすごく濃い「秋田禎信」だなぁと思った。非凡な才能が、満点を狙わずに暴走した感じ。十七歳で選ぶ設定にしてはやたら渋い、と思っていたけど、読んでみたらいい意味で若さがあった。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    5〜6年くらい本棚に飾って積読してた古本。好きな作家さんのデビュー作なのになんてこと。
    話が少々分かりづらい。ストーリー的には面白いのかもしれないけれど、構成が複雑というか、なんというか。好きなんだけどよく分からない。うーん。

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