これが憲法だ!

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風雲急を告げる憲法改正。斯界をリードする憲法学者と政治学者が、9条、集団的自衛権、日米安保、人権など主要争点を徹底的に議論した。「憲法は国家という法人の定款である」「護憲派も改憲派も条文にこだわりすぎ」「絶対平和主義は立憲主義に反する」「アメリカもフランスも押しつけ憲法」「憲法解釈は芸である」などなど。目からウロコの発言を読めば、あなたも憲法改正に一家言を持つ専門家に。

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これが憲法だ! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年01月10日

    憲法学者である長谷川氏の自説に対して政治学者の杉田氏がツッコミを入れ、それに長谷川氏が反論するという形を取っており、長谷川憲法学を立体的に理解できるようになっている異色の憲法本。
    長谷川憲法学の特徴は、なんといっても文言解釈に拘らない点。憲法の「コトバ」よりも憲法が何を守れるか、いかに機能しえるか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月31日

    従来の議論においては、憲法というものは特別な地位を与えられていたように思われる。

    護憲派については、憲法が成立するまでの闘いや、憲法の規定の素晴らしさ等を強調し、それを根拠に護憲を訴えていたし、

    一方、改憲派については、特別な地位を与えていたからこそ、自分たちで決めなおそう、という主張になる。
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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    憲法学者と政治学者の対談。
    内容は深いけど、めっちゃおもしろい。

    朝日新書ということで、結局は護憲(というか改憲反対)なのはご愛敬。

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    Posted by ブクログ 2019年05月06日

    憲法学者の長谷部恭男と政治学者の杉田敦の対談を収録しています。

    おおむね杉田が長谷部の考えに対して疑問をぶつけることで、いくつもの興味深い論点が浮き彫りにされていきます。まずは、「立憲主義」を「価値観、世界観の多元性を前提にした上で、その間の公平な共存を図るための手立てだ」とする長谷部憲法学の根本...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月08日

    P157-の 憲法の及ぶ境界 の議論が個人的には面白い。「なぜ、われわれの範囲はネーションなのか。一級市民、二級市民とした方が 多くの価値が得られませんか?」や、境界線は移動するものなのに、なぜネーションという境界線を大切にするのか?という杉田さんの問い。長谷部さんを戸惑わせているけど、これから避け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「絶対平和主義は立憲主義と相いれない」という項がいちばん興味深かった。


    「平和が絶対なんだ」という考えに基づいて社会の方向性を決めると、一体どうなるのか。

    国家の自衛権は、個人の自衛権という前提に基づいて成り立っている。という視点がヒントになってくる。



    右でも左でもない日本国憲法をめぐる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    対談形式なので読みやすく、なるほどと思うところも多い。ただし、体系的に憲法を理解するための本ではたぶんない。
    二人の意見が異なるところはもっと議論の続きが見たい。ページの都合上仕方ないのでしょうが。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年06月07日

    [ 内容 ]
    国の安全に関わる重要な問題を、内閣法制局や憲法学者だけに任せていていいのか?
    圧政に苦しむ人々を、助けに行かなくてよいのか?
    憲法で縛るより、国会でその都度議論すべきではないのか?
    日本国憲法をめぐる最重要論点を、いま最も注目の憲法学者と政治学者が徹底討論。
    憲法学の現状への痛烈な批判...続きを読む

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