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1776年に発刊され、たちまち稀代の名著と評されたギボンの不朽の傑作『ローマ帝国衰亡史』。第二次大戦時の英首相チャーチルに「その物語と文章にまったく圧倒された」と評され、インド首相となったネルーにも「流れるような旋律をもった文章をどんな小説よりも夢中になって読んだ」と語られたこの壮大な歴史ドラマは、数世紀を経た今日でも多くの読者を魅了している。本書は、帝国の絶頂期から滅亡へといたる『ローマ帝国衰亡史』の骨子と、そこには描かれていないがローマ帝国史を語るには避けられない建国期から帝政の黎明期へといたる発展途上の時代の動きを、あわせて30ポイントにまとめて解説する。「カエサルはどのようにガリア征服を成功させたか」「ディオクレティアヌス帝が帝国を四分割した理由」「コンスタンティノポリスはいかに陥落したか」など、1つ1つの問いから“大帝国がどう栄え、なぜ滅びたか”という壮大なテーマを浮かび上がらせた、画期的入門書!
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月04日
ローマの研究に必須の書、18世紀にE・ギボンによって書かれた『ローマ帝国衰亡史』を解説しながらローマ帝国の歴史や人物を詳しく紹介しています。私がローマ関係で授業の小話やブログのネタを書くときにまず手に取る本です。おそらくローマ史専門の方には物足りないというか、監修者が当該分野の専門ではないのでいろい...続きを読む
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