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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いつでも安心してかかれる精神医療がほしい。だれでも利用できる精神保健福祉がほしい。改革に不可欠な患者=消費者の生の声を気鋭のジャーナリストが描き出したインタビュー集。「障害」と「健常」を超える未来がこの本の中にある。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
この本は,精神障害を持つ当事者のさまざまな人へのインタヴューを通して,それぞれの生きる姿を紹介している。従来一般的には,精神障害者のことが語られるときには,家族の視点であったり,援助者である精神保健福祉士や医師,看護師からのものが多かったですね。しかし,最近は当事者が自らの体験を語ったりされる機会...続きを読むが多く出てきています。この本からは,精神障害を持つ当事者のさまざまな体験,特に病気になった経緯やそこから現在に至るまでの歩みが語られています。 精神障害者という匿名のとても変な感じのする言葉と違い,精神障害を持つ一人の人間として,何を経験し,何を考え,今何をしようとしているのかが非常にイメージしやすい形で読むことができます。理念としていわれる一人の精神障害を持った人ということが,自然にわかる本だと思います。 できれば,精神障害を持つ当事者と一人の隣人・友達としてこのような話を聞き,自分のことも話すことができるような関係が作れるといいなあと思います。
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月崎時央
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