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一九六九年一月、全共闘と機動隊との間で東大安田講堂の攻防戦が繰り広げられた。その記憶はいまもなお鮮烈である。青年たちはなぜ戦ったのだろうか。必至の敗北とその後の人生における不利益を覚悟して、なぜ彼らは最後まで安田講堂に留まったのか。何を求め、伝え、残そうとしたのか。本書は「本郷学生隊長」として安田講堂に立てこもった当事者によって、三七年を経て、はじめて語られる証言である。
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Posted by ブクログ
東大安田講堂の事件は子供ながらにニュースで見ていてうっすらと知っていたがその後の浅間山荘の事件と一緒になり、何だかヘルメットかぶった暴れん坊の起こした事件かと思っていた。この本は最後まで安田講堂に立て篭もった東大生が書いたルポタージュです。だから知らない事実が満載の驚きの本です。30人の学生たちの疑...続きを読む問を1000人の機動隊導入というカタチで答える国家権力への闘いの記録です。「東大落城」より数倍冷静なでも熱き若者たちの姿が読み取れる貴重な本でした。
テレビのドキュメンタリーの参考書籍として挙げられていた。 安田講堂の紛争のみならず、他大学の動向も描かれており、学生運動の導入部としても推薦する。 安田講堂の紛争の様子は情景が浮かびあがってきて、緊迫した様子が伝わってきた。
一人の学生側からみた安田講堂事件。 佐々淳行の「東大落城」とは違った視点となるので興味深い。 それでもやっぱりこの時期の学生運動は私にはわからない。 60年の安保闘争前後の流れはまだ分かるのだが。 とはいえ著者も言うように、もっと時がたたないと、 歴史の中でのこの事件の意味は分からないのかもしれ...続きを読むない。
現代では考えられないようなあの学生運動が起こったのか。 その発端から安田講堂事件とその後を学生側から記している。 学生側からの記述であるため、全体的に偏った物の見方が成されているかと思っていたが、そんなことはなかった。 他の書籍や証言、資料に基づいた内容であり、事実に基づき正確に記そうとした形跡が...続きを読む見られた。 リアルタイムで学生闘争を見ていた。または類似書籍を既読の方なら問題ないと思うが、様々な組織名・用語が出てくるため少し混乱する部分があった。 強いて欠点を挙げれば、著者がそのとき何を思い、どういう心情で学生運動に突き動かされていたのかという描写が少なかったことくらいだろうか。 彼らのパワーにとても感動を覚えた。 自らで突き進むその精神や議論は、手法の是非はともかくとしても現代においても学ぶべき所があるのではないか。 機会があるならば学生のうちに読むことをおすすめしたい。
後書きにもある 「この書は、ひたすらに記憶の向こうの事実を確かめようとあがき、もがきした爪あとのようなものにすぎず、その場にいたとしてもただ一人の証言にすぎない。」 が物語っているように、学生側の視点から見た、ある意味では偏った学生闘争の記録。だからこそ意味があり、読み応えがある。
安田講堂に立てこもった一人が,当時のデータをまとめあげ,当時の息吹を伝える.学生運動の意味と意義が語られる. 日本の教育についての問題の核心にも触れる.大学は今後どう進むのか.
東大安田講堂の籠城事件は、私が生まれてからすぐに起こったことなので、オンタイムの話ではないのだが、当時の学生運動は何か心に響くものがある。それはたぶん、今ではこういうことは起きず、参加もできないゆえの、憧れであろうと思う。思想やら方法、また死傷者が出たことはどうかなぁと思う部分はあるが、少なくとも全...続きを読む国レベルのお祭り騒ぎができたことはすごいと思うし、それに参加できたことは、普通にうらやましいと思うのだ。えぇ、不謹慎かもしれません。それでも…やっぱ、うらやましいと思う。
実際に安田講堂の中にいた筆者の回顧録。一次資料を駆使し、日大と東大の闘争を中心に当時の学生運動を、小説のように生々しく描いた。最初は犯罪告発が政治主張に絡めとられ、理想論の提示が警察と衝突に向かう。補給を考えず、最終的に転覆を意識しない点で革命ではない。特異な若さゆえの衝動が生み出した炸裂の歴史とし...続きを読むて読んだ。 しかしこの闘争失敗がノンポリに大義名分を与え、ミーイズムへ向かわせた点において、総括は無いものだろうか。
[ 内容 ] 一九六九年一月、全共闘と機動隊との間で東大安田講堂の攻防戦が繰り広げられた。 その記憶はいまもなお鮮烈である。 青年たちはなぜ戦ったのだろうか。 必至の敗北とのその後の人生の不利益を覚悟して、なぜ彼らは最後まで安田講堂に留まったのか。 何を求め、伝え、残そうとしたのか。 本書は「本郷学...続きを読む生隊長」として安田講堂に立てこもった当事者によって、三七年を経て、はじめて語られる証言である。 [ 目次 ] その1 発端 その2 未来の大学へ その3 バリケードのなかで その4 ひとつの歴史の頂点 その5 日大・東大全共闘合流 その6 前夜 その7 安田講堂前哨戦 その8 安田講堂攻防 その9 安田講堂始末 その10 一九六九年、そして今 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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安田講堂1968-1969
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