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Posted by ブクログ
作者の小説は三作目。解説にもありましたが、年上の女性との恋愛をこの作品も描いています。
解説頼りの感想でいけないなぁと思うのですが、発表された順番とはバラバラに読んでいるんですね、私は。
最初に読んだ「夜の果てまで」とはがらりと変わった印象を受けたのですが、どちらかといえば「夜の果てまで」はエンターテイメント色が強い作品なんだとか。純文学よりの作者であることを知らなかったので、少々戸惑いがありました。
作品としては時代背景もあり、作者の体験が盛り込まれているためか、重苦しいところがあります。これまでの
切なさよりも、孤独感や心の苦しさのほうがよく伝わってきました。埋まらない距離のようなものですかね、
感じられるものは。表現として夢と現実が、ゆるゆると交錯するのですが私には読みにくかったです。ただ、それが主人公の不安をものすごく増幅していました。好き嫌いはあると思いますが、初期の頃の作品ということで
色々と発見がありました。
(2005年4月19日)
Posted by ブクログ
他人の勧めで読みました。読み終わってこの先はどうなっていくんだろうとなんとなく思いました。人を愛する気持ちは人生を狂わせる、他人を狂わせる、恐ろしいものの様に見えた。後味がわるい本です。でもこんな破滅的な展開が好きだといった彼女は「恋人にならなければ長く付き合える」とも言っていた。少しは理解できた様な気がする。人の気持ちって難しいな。
十二年前。十八歳で上京したぼくは、十歳年上の花菜子さんと出会った。三つになる息子と二人住まいの彼女と、ぼくは少しのあいだだけ一緒に暮らしていた。そんなある晩、花菜子さんは犬の首輪をつけて帰ってきた。それはある男と他人のままつながっている証だった。そして十二年ぶりの再会。ぼくと、花菜子さんは、他人のままつながることができるのか。人を愛することの苦しみと悲しみを描いた、恋愛小説の傑作。(引用)
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小説・文芸
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