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Posted by ブクログ 2017年10月22日
再読です。小川さんの「書きたい」という思いをあらためてしみじみと強く感じるエッセイでした。初期の頃のエッセイなので、あの小説はこんな思いで書かれたのだ、というところが興味深いです。出産と子育て、阪神タイガース…阪神タイガースの応援日記が、なんだか小川さんを身近に感じました。日々の切り取り方が、エッセ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月26日
作家さんを等身大に感じるのに、エッセイを読みたくなりますよね。作家さんと自分との接点を見出して嬉しくなったり。小川洋子さん、本人も認めるように小説では少し昏い世界をお書きになりますが、阪神の熱烈なファンであるなど意外性たっぷりです。
おこがましいようですが、小川さんは書きたい人なのだなぁ、天性の作...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月24日
30歳前後のときに書かれたエッセイ集。
『妊娠カレンダー』で芥川賞を受賞し、子供が生まれて数年という期間。
自省的な文章であり、書くことがいかに小川さんにとって大切でかけがえのないものなのかがひしひしと伝わってくる。
早稲田に通いながら小説を書き始めた頃の思い出が印象深い。
決して芽が出ない作家志...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月14日
小説を読んでいてもわかるように、言葉を大事に大事に丁寧に丁寧に積み重ねてるんだとわかる。
小川さんの小説の書き方、出来上がる工程は、私には不思議だ。そんなふうにして出来上がるなんて!という感じ。
遅筆なんですね。でも、それだけ言葉一つ一つに想いが込められている。
子育てのこと、阪神のこと等、プライベ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月02日
小川洋子氏初のエッセイ。
小川さんの作品は、小説よりエッセイが好きなのだが、何作か読んだ後での本書なので、内容が重複している部分も見受けられる。
それでもやっぱり小川さんのエッセイはいい。
特質すべき点はないけれど、静かで簡素なありふれた日常にスポットライトを当てて綴られたエッセイには、小川さん...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月27日
大好きな作家のエッセイ。言葉への徹底的な信頼が小説を書く根本になっていると同時に遅筆の原因にもなっているという彼女の言葉に深く頷く。身を削るようにして生み出された彼女の言葉は本当に美しい。彼女が好きだという村上春樹作品(短編)が、私がずっと気になりながら題名を思い出せなかった特別な作品だった事に大感...続きを読む
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