子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~

子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~

803円 (税込)

4pt

7人に1人の児童が困窮し、ひとり親家庭はOECDで最貧困。日本は米国と並び最低水準の福祉だ。日米での児童福祉の現場経験をふまえ、理論・統計も使い、多角的に実態に迫る。

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子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会におよぶ諸影響~ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年07月31日

    ■学んだこと
    ・貧困問題は自然によってできあがったものではない。社会が作り上げたものなので解決できる
    ・ひとり親家庭はOECD全体で見ても、二人親家庭と比較して3.8倍貧困率が高い。日本は5倍以上の差が現れている
    ・スウェーデンは2/3のひとり親が正規雇用であるのに対して、日本は40%以下でしかない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年11月10日

    この本の題名「子どもの最貧国・日本~学力・心身・社会に及ぶ諸影響~」に表現されるように、本書は子どもの貧困について、あらゆる角度から考察している。

    自らが児童福祉司として勤務しているときの実情から、アメリカの事例・文献研究など、膨大な量の研究結果を基に、現在の子どもたちがおかれている状況について...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    アメリカと同じ市場原理主義政策に傾いていたらいつの間にか弱者切り捨てになっていた日本の話。格差・貧困の再生産は教育の現場から。子どもの学習・成長・技術習得・雇用の機会を失わせる政策は次世代により酷い格差をもたらすでしょう。そんなことを考えずにはいられない現状報告。

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    Posted by ブクログ 2015年03月15日

    まず著者が基本的に「プロ」の福祉関係者であるという点、そして統計等の基本を学んでいる人物であるということから、記述内容が徒らに主観に走らず、客観的で説得力に富んでいるという点で、安心して読める。
    もちろん、いわゆる「ライター」という現場主義の人たちが歩き回って集めた現場の事実にも価値はあるけれど、ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月03日

    日本の子どもたちがいかに貧困状態にあるか、また私たちがいかに目を向けてこなかったか、意識してこなかったかに気づかされる一冊。データもたくさんあるので参考になる。

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    Posted by ブクログ 2012年05月26日

    アメリカの研究成果を元に、貧困が子どもに与える影響を丁寧に展開。多様な要因の中でも、やはり所得格差のインパクトは大きいと。また漏斗の脚の様に、より低所得層の感度が大。そうすると、求められる政策はシンプルな手当かなと思いました。

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    Posted by ブクログ 2011年05月09日

    日本が子どもの貧困に対して、いかに目を向けてなく、お金が使っていないかがわかる。
    筆者は子どもの貧困に対して生活保護制度をもっと運営効率を上げ、充実させていけばいいのかと提案している。

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    Posted by ブクログ 2011年04月09日

    [ 内容 ]
    家賃を払えず、児童養護施設に預けられる3歳のミヤと4歳のシン。
    生活保護の申請を受理してもらえず、給食の時間までぐっとお腹が鳴るのを堪える小2のタクヤ…今や7人に1人の児童が経済的に困窮しており、ひとり親家庭はOECD諸国中で最貧困である。
    日本は、アメリカと並ぶ最低水準の福祉となって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月12日

    日本が、他国に比べていかに子供の貧困に対して目を向けていないかがよく分かった。少子高齢化ということもあり、どうしても高齢者に目が向きがちなのだろうか。しかし、子供の貧困を放置することで、様々な諸問題が生じ、余計に社会としてコストがかかることになる。あと伸ばしにすればするほど、不利益を被ることになる。

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    Posted by ブクログ 2010年01月07日

    子どもの貧困問題や社会的な格差は、将来への負の連鎖を生み出している。最後の文章の「みなさんと、平和で暴力のない社会世界を作りたいと思います。」は、同感である。社会として貧困問題の解決に取り組んでいかなければならない。

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