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Posted by ブクログ 2022年10月14日
理系の私でも何やら行動経済学をわかった気にさせられるような、取っつきやすく読みやすい文書でした。
ある条件でのみ厳密であるモデルよりも、厳密には不正確だがある程度あてはまるモデルのほうが実用的、ということの例示として、停止しているアナログ時計は1日に2回は厳密な時刻を指し示すことができるが、1分進...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月08日
行動経済学の主要な理論、仮説を実証例を交えて網羅した入門的新書である。
そもそも行動経済学が背景には、従来の経済学が前提としている完全情報、完全合理的な理論上の人間行動を想定しているため、実態の経済の姿とはしばしば乖離しているため、それを補完するために研究がなされてきた分野である。既に、カーネマンな...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月03日
ありとあらゆる選択肢のなかから最適のもの、つまり効用や利益を最大化するオプションを合理的に選択することができる人。経済学は、こういう合理的な人、つまり「経済人」を理論の前提とおきます。これに対して、行動経済学は、「限定合理性」という概念にもとづき、人間の実際の経済行動にアプローチしていくものです。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月23日
たぶん震災くらいの時に買ってて、それに気づかず最近買おうとしてたら、こないだ実家で見つけてホッとした本。ほんのわずかな経済学の予備知識があるとすごく面白く読める。個人的に新書の中では、中公新書の「アダムスミス」以来に面白い。市場原理なんかを前提とする経済学を「標準的経済学」と呼んで、「いや標準的経済...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月13日
行動経済学とは何かを知りたくて購入した本。お勉強モードで読み始めたが、それにしても初心者にはちょい難しかったような気がする。それでも行動経済学の背景にある歴史や、豊富な実験例がわかりやすく示されており、時間はかかったものの最後まで読み通すことができた。特に第6章フレーミング効果と選好の形成、サンクコ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月04日
・「国富論」(アダムスミス):だれもが利得の機会を過大評価し、損失の機会を過小評価する。
・リスクや不確実性が人間の経済行動に影響を及ぼす。
・ヒューリスティックスに対比されるのがアルゴリズム。手順を踏めば厳密な解が得られる。
「大数の法則」:標本が大きい方が母集団の性質をよく表している。
・確証バ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月27日
心理学が看板を付け替えて、ノーベル賞を取れるようにしただけの学問かと思っていたが、心理学と経済学の協働で成り立つことがわかり、割と好感を持った。
標準的な経済学の想定する人間のあさましさが積み上げられた知見により違うと分かり、そのあさましさには根拠が欠けていたことがわかった。それに基づく政策が失敗す...続きを読む
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