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文部省も国語の先生も真っ青!あの退屈だった文法がこんなに興味津々たるものだったとは。もはや教科書ではつかみきれない日本語の多様なる現実がここにある。一家に一冊話題は無限。古今の文学作品は言うに及ばず、法律文書、恋文、歌謡曲、新聞広告、野球場の野次まで、豊富かつ意表を突く実例から爆笑と驚愕のうちに日本語の豊かな魅力を知らされる空前絶後の言葉の教室。
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Posted by ブクログ
軽妙洒脱な語り口だが、内容は重厚なのはさすが。言葉について色々思うところがあったが、なんとなく同じことを考えている人がいるんだなぁと同意するところ多し。昭和56(1981)年に出版されたものだが、古くならない。
読みやすい日本語文法エッセイ。引用文が古文、文学、野球のヤジと多種多様。なんとなく使っている日本語の意味を考えさせる一冊。
以前読んだ「日本語教室」に紹介されていたので読んでみました。 1981年の作品のため、少し内容は古いですが、 日本語の文法について、過去の研究者の言葉を引用したり、 当時の雑誌より言葉を抜粋して、現在の日本語の使い方について 様々な観点から分析しています。 その当時の日本語文法の進化に...続きを読むついて悲観的というよりは、 従来の歴史ある日本語の使い方を整理した政治に 文句を言っている感じを受けます。 まあその整理された日本語を勉強してしまった自分には 現在の使い方の方がしっくりきますが、 助詞や形容詞等の文法から敬語や外来語、漢字や、 句読点などについて筆者の分析を交えて色々書き綴られています。 筆者の会話調な文体が、本書を非常に読みやすくしています。 非常に勉強になります。
各章が10頁足らずと短く、衒わない平易な文体のため取っ付きやすい。自宅でじっくり腰を据えてというよりは、移動中のバスや電車で読むに適した軽やかな文庫である。 中でも「振仮名損得勘定(ルビはそんかとくかをかんがえる)」の章が面白い。他章は「もとよりこれは筆者の偏見にちがいないと思われるのであるが。」...続きを読む「めったなことはいえぬ。」「こういう先達にはつくづく頭が下がる。」といった、筆者の立場を断言しない中立寄りの濁しで締めたものがほとんどであるが、この章は「大衆化だの、合理化だのという言葉に浮かれていてはならないと思う。」というはっきりした意見が述べられており、それがたいそう印象的だった。
食わず嫌いで、ホント後悔した。井上ひさし先生がエスペランティストということも知らなかった。ごめんなさい。すごく勉強になる本です。
何となく使っている日本語の「ああ、そういえば!」という点を突かれる面白い本である。愉快な例文が分かりやすい。ここに取り上げられている本や著者を芋づる式にたどり、身近にある母語を見直そう。
学術的なお硬い文法論などとは対極をなす、井上ひさしによる文法論。用例の採択の振れ幅が極端に広く、それでいて納得感のある論説になっている。自分の知らない世界を垣間見ることができた。
井上流の日本語と文法にかかわるエッセー。例文が面白い。なんと、「は」と「が」についての考察には、デヴィ夫人へのスカルノ元大統領のラブレターが取り上げられている。
小説家井上ひさし氏による最近(昭和50年代後半)の日本語文法に関する考察。 こむずかしい文法の話もこの人の手にかかると面白い。下世話なワイドショーのように興味本位で楽しめる。 文法は面白い。 自分自身も含めて誰もが文法という法則の中に生きている事に気付いておらず、先に知った人がまだ知らない人に...続きを読む大きな顔ができるからだ。 社会の裏側を覗くのはノンフィクション作家の専売特許ではない。 こういう本でも世界観は変わる。
右の農業白書の記述がなんとなく無責任に見えるのはなぜであろうか。傍線の部分が、 …と考えられる …成行が注目される …と思われる …とみられる …が思い出される などと同じ、あの悪名高い「自然可能的な受身」になっているせいである。「なすがまま」「なされるがまま」「自然になるようになる」といった調...続きを読む子で書かれているから無責任な印象を受けるのである。 (中略) 自然可能的な受け身が日本語に定着することで、つまりことばで、ある態度を表現することが可能になると、そういった態度をとる人間が多くなることはわかる。ことばが人間の生き方を逆につくりだすのである。 52ページ
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