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Posted by ブクログ 2023年06月16日
新潮文庫の堕落論はすでに持っていますが、「茶番について」を読みたいがためにこちらも買いました。
荘子や大江健三郎を読んだ影響で、自分が今年に入ってから考え続けている「不合理」の正体について、「茶番について」はひとつの着地点を提示してくれました。
早稲田大の入試にも出たようです。
全体としても大変...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月30日
小林よしのりの「堕落論」に触発されて読みました。筆者は「日本は敗戦後、道義が退廃したと言われるが、そうではない。変わったのは世相の上皮であり、人間は変わっていない。むしろ、人間は堕落するものだ。堕落することでしか人間を救う道はない」と主張している。「戦前の人間は立派だった」「戦後日本人はだめになった...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月12日
短編小説の名手といえば、外国なら、
モーパッサン、チェーホフ、S・モーム、O・ヘンリー、ダール、ポー、
あたりがまず頭に浮かんできますね。
特に、ロアルド・ダールが大好きです。
ヒッチコック映画を観ているようでぞくぞくします。
日本で言えば、
森鴎外、永井荷風、芥川龍之介、志賀直哉、稲見一良、山本...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月04日
集英社版の堕落論を読んで、非常に感銘を受けたので他のエッセイも読みたく思いこちらも読んだ。非常に面白く、新たな思想に触れて感銘を受けると同時に、数を重ねる事で彼の思想が立体的に浮き彫りになってきた気がする。非常に首尾一貫した、人間愛者だと感じた。ネガティブなイメージが先行してしまうのかもしれないが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月15日
安吾の作品について語ろうとすると、どうしても安吾について語ることになってしまう。
私にとって、こういう作家はほかにいない。
安吾の文章は、安吾の血肉なのではないかと思ってしまう。
そう思うくらい、私は彼と彼の作品を区別できない。
「文学のふるさと」「日本文化私観」が好き。
ドライアイス工場を美...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月11日
坂口安吾(1906-1955)の代表的な評論を収録したもの。安吾は「生きる」ということに対して常に誠実であろうとした、という強い印象を受ける。「生きる」ことの根底にある人間の絶対的な孤独や哀しみから眼を逸らそうとする欺瞞的態度に徹底的に抗おうとする、安吾の精力の甚だしさを感じさせる。
□ 無意味
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月08日
坂口安吾は、日本文学史上の作家として評論が代表作として取り上げられる稀有な作家です。
本作に収録された24篇の作品はすべて氏によって書かれた評論、及びエッセイです。
戦中戦後を通して時代を見通した、本質をついた、あるいは、感情を隠さず書き連ねられた文章が収録されています。
作品数が多いので、一作ず...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月14日
読んでいて、正直難しいと思う部分が多かったです。
しかし全体を通して、筆者の一貫した思いを感じるエッセイでした。強い思いがあって書かれたものだと感じました。だからこそ、書かれた当時から時代は変わっても、変わらず読み継がれ、胸に響く文章なのだと思います。
とにかく、苦しくても悲しくても、もがいて生き...続きを読む
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