山椒大夫 高瀬舟 他四篇

山椒大夫 高瀬舟 他四篇

550円 (税込)

2pt

「安寿恋しや、ほうやれほ。厨子王恋しや、ほうやれほ」の『山椒大夫』、弟殺しの罪に処せられた男の心情を綴り安楽死の問題に触れる『高瀬舟』のほか、「お上の事にはまちがいはございますまいから」という少女の一言『最後の一句』など、烈しい感情を秘めつつ淡々とした文体で描いた鴎外晩年の名品6篇。(解説=斎藤茂吉)

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山椒大夫 高瀬舟 他四篇 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    どれも教科書に載ってもおかしくないような筋書き (実際、どこかの国語の教科書に載っているかも)。その意味では、やはり『高瀬舟』が深い。TikTokばかり眺めていないでその時間で一冊でも本読んでほしい。

    文芸としてため息がでたのは『最後の一句』。長女の最後の一句の鋭さにもひやっとしたが、それ以上に本

    0
    2023年10月08日

    Posted by ブクログ

    山椒大夫を読みたくて手に取ってみたものの他にも衝撃的な作品が多くものすごく考えさせられます。
    「最後の一句」
    これは、まさにいちの最後の一言につきる作品。心に突き刺さります。今現在の多くの政治家に読んでほしい一編。人が人を信じるということはこれほどにも重く心に響くことであろう。
    「高瀬舟」
    こちらも

    0
    2020年10月07日

    Posted by ブクログ

    表題2作が読みたくて。どちらも短い作品ながら深く考えさせられるテーマを背負っています。多くを語っていないぶん読み手によって様々な捉え方や考え方ができるので、読後に他の方の意見を聞いてみたくなりました。
    数年後に再読したらその時々で異なる登場人物に心を寄せている気がします。
    好きとは違う、心の奥に根付

    0
    2018年02月11日

    Posted by ブクログ

    表題、山椒大夫も高瀬舟も、とても有名な話。
    高瀬舟は、確か学生の頃に教科書か何かで読んだ気がする。
    けれど、どちらも、こんなに短い話だったろうか。
    記憶にある限りでは、もっと長かったような気がしたのだけれど。
    読み終えた時にはそう思ったのだけれど、少し間があいて、また読み直してみたら、同じ印象を抱く

    0
    2017年11月29日

    Posted by ブクログ

    高瀬舟が読みたかった。
    昔読んだときにはかなり強烈に思えたが、意外にあっさりしていた。
    遠島になった喜助の晴れやかな顔の方が、今回の私には印象深い。
    弟殺しの罪よりも、貧しさから抜けられる喜びを感じる喜助。
    そこには弟を殺した後悔はない。
    むしろ殺したおかげで褒美をもらったかのようだ。
    鴎外は安楽死

    0
    2012年08月31日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた大文豪・森鴎外の短編集。わたしのような素人にぴったりの文庫だと思いました。鴎外がどんなひとだったのか、気軽に親しむことができます。

    好きだったのはやはり『高瀬舟』、『最後の一句』『山椒大夫』かな。見事。

    0
    2011年08月22日

    Posted by ブクログ

    中学生の時、誰かからの貰い物。
    難しそうな上、地味な装丁。
    読む気はなかったのに、何とはなしに眺めていると、
    のめりこんでいました。
    姉弟、家族、大事な人に対する一途な思いと行動に心打たれました。
    最後の一句が大好きです。
    いちはわたしの姉に似ています。

    0
    2011年07月20日

    Posted by ブクログ

    ♪めいさく さんしょうだゆう〜〜♪は、本当に名作だった…!!
    泣ける。兄弟いる人は特にやばいんじゃなかろうか。全部重ねて読んじゃったぜぃ。教科書に載ってるような作家って避けてきたけど、いいものですね。

    0
    2010年06月14日

    Posted by ブクログ

    森鴎外(1862-1922)著。収録作品は鴎外晩年の短編小説:『山椒大夫』、『魚玄機』、『じいさんばあさん』、『最後の一句』、『高瀬舟』、『寒山拾得』の全6篇。柳田国男も研究した『山椒大夫』、余りにも有名な、安楽死について触れる『高瀬舟』など、文学的価値の高い作品が収録される。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    一つ一つ読み応えがある。全てに感想を書くと長くなる。大人になってわかった、「最後の一句」の鋭さ。今の世にもなお、いや今の世だからこそ改めて読み直されてほしい。

    0
    2024年03月11日

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