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富士山をはじめとする日本の高山には、厳しい自然のなかで可憐に花ひらく植物たちが生きている。また、アンデスやヒマラヤ、南米の砂漠、北極圏や南極大陸などの過酷な環境にも、個性的な植物が数多く存在する。百年も長生きする草、高さ百メートルを超える巨木、多機能な葉を持つ植物など、地球の長い歴史のなかで厳しい環境に適応して生きつづけてきた植物のふしぎな生態に迫る。
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Posted by ブクログ
『そらみみ植物園』(西畠清順)の本で紹介された植物についての関連本を探して発見した『極限に生きる植物』(増沢武弘)。 『そらみみ植物園』に載っていたものの復習だったり、新たに知ったものもあったりでしたが、 本を読んで印象に残った事その他は以下5点。 ◆氷河時代に北極点から日本列島へお引越し植物...続きを読む →道理で同じ植物がそれぞれにいるわけだ。どんだけ遠いところから来てるの!? ◆盗掘による植物の減少 →何で見るだけで満足しないんだろう。もし持って帰ったとしても、増やして元の環境に適するレベルにまで育てて持って帰って来いよって言いたい。 そして一度失われた植物が再生するのに人の手がいる場合があって、知られているものでも40年かかる事を知っておけ。 ◆ 行ってみたいと思う場所のプチ情報収集。 ①【屋久島に生息する、幹の周囲が10m以上もある巨大なスギ】だけを「ヤクスギ」と呼び、地元では樹齢1000年以下だと「コスギ」としか呼ばない。 →どうかしてるぜっっ(こっちじゃないか) ② 「スギ科スギ」は日本固有の木であって、地球上のほかの場所には存在しない →ナァーニィイー!!?ヤッチマッタナ。 ③ 北岳は、かつて海底であったところがせり上がってできた山。 →そこに植物生えてる事も驚きだけど……「貝殻見つかったりするのかな」という淡い期待を抱いてます。(いきなり芸人熱が冷める天邪鬼) ◆パイオニア植物の存在 →「フジアザミが足場の悪い斜面になんとか持ちこたえて何年か踏んばると、地表面が安定して他の植物が徐々に入りこんでくる」という植物のための植物がいるとは!! ◆知識あっての経験 →今までの登山を振り返ると「頂上に登りたい!!」という気持ちだけ。そこに「こんな環境で生息する植物がいて、○○という驚くべき特徴がある!!」という知識があれば、楽しいものになるんだろうなぁ。 スポーツ観戦でも、「ルールが頭にしっかり入っている状態だと楽しさが倍になる」と何かの本に書いてあった気がする。 という事で、今後【日本アルプス】や【富士山】について読む事に決めた。 ーーーーーーーーーーーー 最近の読書において、【「この本を読もうと思ったキッカケ」が思い返せずに何故か虚しくなる】という事が増えました。 「何でだったっけ?」で終わらせたくなくて、読みたい本に関する記録にキッカケをメモようになって2週間。 果たしてどこまで続くやら。 今のところ、ちょっと前に読んだ『そらみみ植物園』(西畠清順)をずっと覚えているので 効果はあるのかもしれない。 何事も継続だ。 問題は…… 読みたいと思っている本が300冊を超えたって事かしら。
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カラー版 極限に生きる植物
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