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笑か、死か。ボクたちにはもう、『笑い』しか残されていなかった――。 代々続く落語家の家系で長男に生まれながらも、売れないお笑い芸人をやっていた笑太(しょうた)。ある日突然、父が自殺してしまう。ショックと自己否定の意識に苛(さいな)まれ、逃げ出した先のファミレスで出会った男・岸部にいきなり連れて行かれた所はお笑いバトルの会場だった……。若手お笑い芸人“笑太と岸部”の出会いからコンビ結成までを描いた青春新喜劇!! 「オレと一緒に、飛ぼう」
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Posted by ブクログ
それぞれに業を抱えた芸人二人が出会い、コンビを結成し、お互いをもう半分だと認めるまで。才能と葛藤というテーマがすごく好きなので、ツボど真ん中だった。岸部の「俺を助けろ」がすべてを象徴していて、好きなシーンです。
オビの「笑か、死か。」って名キャッチコピーですね。とっとけばよかった。 この人の作品は独特で、明と暗がきっぱり分かれてるんじゃなくて混合されてる。というより、ほとんど同じものとして描かれてる。
あっ……そうか どうでも良かったんだコンビ名は 岸辺は確認してたんだ ずっと オレが 本当に『もう半分』なのかを
大筋は良い。構成も1巻で上手く起承転結描けててすっきり。でも1シーン1シーンが薄い。作中で主人公の笑太を”お寒いお方”と呼ぶシーンがあるが、この作者がそれに当たる。面白いことを言って観客がドッと沸く、そのシーンを描くために使った笑いが少々寒く、数人笑っている客がいる程度のもの。あとがきに笑いが好きで...続きを読む好きでと書いているくらいなのだから、もうちょっとひねって欲しかった。感動のシーンに値する笑いを。
鹿島麻耶氏が旧ペンネームで発表していたコメディ漫画。 タイトルは Lingua franca=「共通語」の意で、 漫才の大会で勝ち上がっていく即席・無名のコンビに付いた名前。 ぶっきらぼうな天才肌と、 人柄はいいけれど優柔不断な常識型が組み合わさって凄いパワーを発揮する。 他者とのコミュニケーション...続きを読むが上手く図れない彼らの共通言語、 伝達手段が「お笑い」なのだ――という話。 この発想とネーミングはセンスいいなぁ、と思った。
愉快で面白い、「人の感情をどうくすぐのか」をたっぷりと研究した笑いが、ぎっしりと詰っていると思います。 キャラクターの話のテンポや、お笑いへのこだわりや念から、作者の相当お笑いが好きという気持ちが伝わってきます。 べしゃりにはない軽やかさで読めるお笑い漫画です。笑いたい人、ぜひ。
地味に大好き。お笑い漫画というだけでも美味しいのですが、もうひとつのテーマが痛くて痛くて。 人によって受け取り方が違う一冊だと思う
漫才を漫画でここまで面白く出来るのかと驚いた。オビの「笑か、死か。」にはやられたなー。笑の深さ、黒さを考えさせられます。
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