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Posted by ブクログ 2014年01月10日
探査船に積まれたAIが、自身が人間だった頃の過食症の恋人の幻影に悩まされながら、数万年に渡り宇宙を漂うお話。他愛のない日常の記憶とハードSFな展開が交錯する様は、一人セカイ系とでも言えましょうか。システム用語や量子論的概念が何の注釈も無しに乱れ飛ぶあたり読む人を選びますが、一人称の軽妙な語り口はラノ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月23日
SF。
無人探査機にコピーされた人間、雨野透の人格が主人公。
可愛らしい表紙から軽めのSFかと思っていたら、なかなかにハードなSFだった。表紙の女性、少し細すぎなのでは…?
大きく盛り上がるシーンはなかったように思うが、一冊を通して、スケールが大きく、奇抜な展開が続く。
とにかく変わった読後感の作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月06日
ハヤカワSFコンテスト第1回受賞作。
円城氏の「バナナ剥きには最適の日々」に出てくる人工衛星のAIのモデルが過食症の彼女を抱えた研究者だったら、こうなるのかもしれない。というのが初めて読んだ感想。
結局、落ちはよくわからん。
SF的な用語は考証不足かもしれず。なんか違和感がちょこちょこありました...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月29日
「それはあなたです」
みずはの「飢え」を一歩退き、醒めた眼で見ていた筈の透は永い時の中で彼女の記憶に蝕まれ、いつしか雨野徹は単なるみずはの共鳴器に成り果てる。これがストーカー小説だというのは適切だろう。ハードSFかと言うと、色々な小道具について擬合理的な説明がついているとは言い難いが。永遠を生きる知...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月21日
人格をコピーしたAIを搭載した宇宙探査機が宇宙を旅する話。
序盤は暇つぶしに自己改造したり、人工知性体を作ったりする話。そんなミニエピソードが続くのと思いきや、元人格と依存症の恋人の「飢餓」を軸に、宇宙規模の崩壊が始まる。
技術レベルや、話の規模がどんどんインフレしていく様子と、元人格の話がうまく組...続きを読む
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