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2013年3月決算で日本電産は前期比80%減という大幅な減益に沈みました。パソコンからスマートフォンやタブレット端末に消費者の需要が移る中で、同社を支えるハードディスク駆動装置用精密モーターの需要が急減、その直撃を受けたことが大きな要因でした。
ところが、半年後の2014年3月期中間決算でV字回復、華麗な復活を遂げています。その背景にあったのは、肉体改造とも言える強烈な事業改革です。大幅な事業の落ち込みを奇貨として、精密モーター中心、国内中心だった事業構造を大きく見直して世界一体経営に踏み切りました。
本書では、製造業の中で勝ち組と位置付けられている日本電産の競争力と、危機のたびに経営を進化させてきたその強みを分析しました。さらに、超ワンマンで名高い永守重信社長が69歳にしてマネジメントスタイルを変えつつあることもつぶさに描き、永守重信という稀代の経営者の本質にも迫りました。
永守社長の経営論としてはもちろんのこと、M&Aを成功に導く教科書として、あるいは平凡な人材を考える人材に変える実践的人材育成論としても読むことができます。
Posted by ブクログ 2021年04月18日
日本電産が2013年ごろ、パソコンの需要減によるHDDの需要大幅減の危機に対してどのように対応したかという視点で書かれた永守本。
数ある永守本の中でも、経費削減のKプロジェクト、調達費削減のMプロジェクトといった、永守氏がM&Aで勝ち筋と位置付けているコストカットの手法を詳らかにしている点...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月07日
テレビで拝見する限りにおいては、精神論主体のマネジメントの印象があったが、本書を読んで思い違いであることを理解した。
理と情のバランスがとれた経営をされており、外部環境に適合する柔軟性を併せ持っている素晴らしい経営者である。理においては、主要事業であるモータ事業の長期的な拡大戦略のためのM&Aを推進...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月29日
積極的なM&Aを仕掛け躍進を続け、赤字転落や技術革新の逆境を物ともせず復活を遂げる日本電産。その強さの秘密に迫る。これだけ事業戦略や企業再生の具体的ノウハウが公開されているもの珍しい。是非製造業の経営者の方には読んでいただきたい。
永守氏の著書を読むと、永守氏の才覚がそのまま日本電産の成長...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月09日
ワークライフバランスを唱える人はブラック企業と言うと思う。とにかくワーク、ワークなので意見が対立しそうな仕事スタンス。ただ経験上このような会社の方が顧客受けがいいのは事実で世界の中で確実に伸びてる会社の一つだと思う。ただワンマンなのでユニクロと同じで後継者の育成が課題な会社の一つだと思う。結果を出し...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月23日
すぐやる、必ずやる、できるまでやる
会議は金を産まないとして、経営幹部の会議は土曜が原則
Kプロ 経費削減プロジェクト
Mプロ 購買費削減プロジェクト 調達先にまけてもらう
3Q6S
3 quality 良い社員、良い会社、良い製品
6 整理、整頓、清掃、清潔、作法、しつけ
人の総合的な能力の差...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月11日
一度でいいから、直接話を聞いてみたい人の一人。
長年、日経ビジネスを購読しているため、掲載記事のオーバーラップ部分も確認。
全ての企業に言える事であるが、企業が永続する事・永続させる事は並大抵の事ではできない。
近年進められている日本電産の肉体改造は、同じやり方・仕組みで続けていても企業は永続し...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月29日
日本電産の永堀氏。
売上高一兆円を超える企業にまで育てたその手法を、
著者が本人・関係者へのインタビューから綴った内容。
読めば、勝てば官軍のような結果論ではなく、勝つべくして勝っているのがよくわかる。
カリスマ性という抽象的なものだけではなく、きちんとした戦略がある。
とは言え、本人の著でない以...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月25日
【内容】
2013年3月決算で日本電産は前期比80%減という大幅な減益に沈みました。パソコンからスマートフォンやタブレット端末に消費者の需要が移る中で、同社を支えるハードディスク駆動装置用精密モーターの需要が急減、その直撃を受けたことが大きな要因でした。
ところが、半年後の2014年3月期中間決算...続きを読む
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