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Posted by ブクログ
「今は大変な時代だ」というのは、人である限り、普通に考えることだ。
東北で大地震があったから、原発事故があったから、ではない。
それとは無関係に人はいつだって、いまは大変な時代だと答えてしまう。
なぜならこれは、「自分が特別だ」「選ばれた」と思いたい自己愛の発露であるから。
しかし頭の奥底では、「そうとも言えないぞ」という視点、内なる他者性ももっておいたほうがいい。
いろいろ便利だし、時にはラクだし、ほんとに大変な時にはそれがまた有効な考えである、ということに気づかせてくれる本である。
「今は大変な時代だ」とはペテン師の常套句でもあるのだよ。
以下目次
第1章 歴史は繰り返し美しく歪められる
第2章 科学とはただの妄想かもしれない
第3章 19世紀的ハイテンション気分の果て
第4章 個性の尊重で世界はどんどん歪んでいく
第5章 子供の名前を自由に付けてはいけない
第6章 無縁社会はみんなの努力の結果である
第7章 政府も東電も「他者」ではない
第8章 だから、いつだってふつうの時代
終章 ほんとに大変なときのために
Posted by ブクログ
いつだって大変な時代なのだ。
事後に大変だと塗り替えられることもあれば、突き詰めていくと実はぜんぜん違うものがみえることもある。
著者は、あれ?と思ったことをなぜ?に置き換えて、思索を続けるているのだろう。
梅雨入り宣言なんて大きなお世話だし、歴史的な転換点など当事者にはわからない。
いつのまにやら個人が尊重されていると錯覚してしまったことで世の中がねじれちゃった。
無縁社会を嘆くのはナンセンスでそれは団塊の世代が望んだことじゃないのか。それをいまさら大変だとは。
社会で起きていることへの人々のカンチガイを指摘する。
とはいえ、東日本大震災のときにツイッターは役に立ったかというくだりは、明らかに甘い。
ツイッターは生存確認で役に立っただけではなく、帰宅難民の情報収集にとても機能したのである。
ほかにも、若干、思考が浅いところがあるのがやや難。
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