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おとなになるってムズカシイ。私も「何かになれる」んだろうか。第42回講談社児童文学新人賞受賞作。鈴木さえは小学6年生。ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか? (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
12歳、考えてみればすごく中途半端だ。 何にも悩んでない、訳はないけれど中学生ってのはあんまり想像できなくてとりあえず今は毎日学校に行く。 主人公のさえが徐々にバランスが取れなくなって、苦しむ様子が切なかった。 わかるよって、言ってあげたくなった。 久しぶりにYA読んで、すごく良かったなぁと思った。
鈴木さえ、十二歳。いろいろな意味で環境や自分が変わる年頃を春先からの一年を通して描いたお話。いまどきの子供だけれど携帯とかの話は出てこないし自分が子供だったときに思わず心を馳せて読みました。とても面白かったです。
椰月美智子のデビュー作、小学6年生のもやもやした気持ちを瑞々しい文章で綴った珠玉の小品。何だか分からないけど涙が止まらない少女の気持ちを丁寧に描いていて、大人になって「忘れてしまっているだろう?」と問われている気がした。
当時の12歳と今の12歳ではかなりの違いがありそうだが、著者の年齢に近いこともあり共感するシーンが多数。海も山もある小田原の風景が浮かんでくる(河川敷グラウンド(酒匂川スポーツ広場だっけ?))。 夏休みに海で足が着かなくなるシーンでなぜかじーんとした。あの頃を色々と思い出させてくれてほっこりする一冊...続きを読む。
【本の内容】 鈴木さえは小学6年生。 ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。 頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。 こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか? 第42回講談社児童文学...続きを読む新人賞受賞作。 [ 目次 ] [ POP ] 大人でもなく、まるっきりの子どもでもない(と自分では思っている)12歳、小学校6年生の女の子が主人公。 水泳もピアノも絵もポートボール(懐かしい!)も少しかじってある程度できるようになると興味を失ってやめてしまう、器用貧乏な私。 「私もなにかになれるのかな?」なんて、12歳でその悩みは早すぎるだろ!! そういう思春期の悩みは受験が始まる中学生や趣味や夢での挫折を味わう高校生になってからじゃないの?と違和感だらけ。 ところが、絵が上手なクラスメイトの女の子の、課題で描いた絵を見て気づいてしまう。 ただ絵が好きな私とこんなにすごい絵が描けるこの子とは決定的に違うんだ…。 最後のほうは文字通り教科書的で、お利口な自分探しになってしまっていてあまり好みではなかったのだが、このエピソードにとてもはっとさせられ、ここが読めただけでも、本当に読んでよかったと思う。 あさのあつこ、森絵都、佐藤多佳子…と児童文学出身で好きな作家は多い。 ぜひ一般向けの物語も書いてほしいと思う。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
よくここまで12歳のころの感性を書けると関心します。 自分も少しだけ、1年が永遠に続くかのように長く感じられた頃を思い出しました。
エピソードは地味なものばかりですが、どれも心に響きます。少女の無自覚なフェティシズムが暴走する、そんな妖しさが全編を覆ってますが、エロくはなく、ぐっときます。最終章で、「人間離れ」に悩み抜いて相談した主人公に、おばあちゃんがいつものように、「さえはいい子だから、なんにでもなれるさ」と言う。精神と身体...続きを読む、人生の答えは出ないけれど、みんな力強く成長し生きていく。子どものころ、自覚はなかったけれど、内面にはこういうものを抱えていたんだなと、初めて自覚させられる作品。
あとがきにも書かれていたが、あの頃のことをこれほど鮮明に、瑞々し覚えていることに驚く。友達のみどりちゃんと歩いていける海に出向き、水平線を目指し沖に泳いでいった主人公さえ。いつか世界旅行にいこうねとゆびきりをしたシーン。心に残った。
小学6年生の思春期を迎えた少女のお話。 家族への思いや淡い恋心、友達と自分との違いを感じたり、 体調の変化や感情の起伏が大きくなったり。 そんな不安定な状態と少しずつ折り合いをつけて成長していく。 自分の子供時代を思い出し、読みながら素敵な時間を過ごせました。
椰月さん2冊目の本。(私にとって) 「何か」になれるのか という不安を、25歳である自分は今大きく抱えていて、 でも、この本の12歳の主人公も同じで、 なんだか少しほっとした気がする。
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