十二歳

十二歳

638円 (税込)

3pt

おとなになるってムズカシイ。私も「何かになれる」んだろうか。第42回講談社児童文学新人賞受賞作。鈴木さえは小学6年生。ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか? (講談社文庫)

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十二歳 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月11日

    12歳、考えてみればすごく中途半端だ。
    何にも悩んでない、訳はないけれど中学生ってのはあんまり想像できなくてとりあえず今は毎日学校に行く。
    主人公のさえが徐々にバランスが取れなくなって、苦しむ様子が切なかった。
    わかるよって、言ってあげたくなった。
    久しぶりにYA読んで、すごく良かったなぁと思った。

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    Posted by ブクログ 2010年10月24日

    鈴木さえ、十二歳。いろいろな意味で環境や自分が変わる年頃を春先からの一年を通して描いたお話。いまどきの子供だけれど携帯とかの話は出てこないし自分が子供だったときに思わず心を馳せて読みました。とても面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2022年08月24日

    椰月美智子のデビュー作、小学6年生のもやもやした気持ちを瑞々しい文章で綴った珠玉の小品。何だか分からないけど涙が止まらない少女の気持ちを丁寧に描いていて、大人になって「忘れてしまっているだろう?」と問われている気がした。

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    Posted by ブクログ 2021年05月31日

    当時の12歳と今の12歳ではかなりの違いがありそうだが、著者の年齢に近いこともあり共感するシーンが多数。海も山もある小田原の風景が浮かんでくる(河川敷グラウンド(酒匂川スポーツ広場だっけ?))。
    夏休みに海で足が着かなくなるシーンでなぜかじーんとした。あの頃を色々と思い出させてくれてほっこりする一冊...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月02日

    【本の内容】
    鈴木さえは小学6年生。

    ポートボールが大好きで友だちもいっぱいいる楽しい毎日だったはずなのに、突然何かがずれ始めた。

    頭と身体がちぐはぐで何だか自分が自分でないみたいな気がする。

    こんな私でも大人になったら、みんなが言うように「何かになれる」んだろうか?

    第42回講談社児童文学...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月20日

    よくここまで12歳のころの感性を書けると関心します。
    自分も少しだけ、1年が永遠に続くかのように長く感じられた頃を思い出しました。

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    Posted by ブクログ 2010年11月28日

    エピソードは地味なものばかりですが、どれも心に響きます。少女の無自覚なフェティシズムが暴走する、そんな妖しさが全編を覆ってますが、エロくはなく、ぐっときます。最終章で、「人間離れ」に悩み抜いて相談した主人公に、おばあちゃんがいつものように、「さえはいい子だから、なんにでもなれるさ」と言う。精神と身体...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月28日

    あとがきにも書かれていたが、あの頃のことをこれほど鮮明に、瑞々し覚えていることに驚く。友達のみどりちゃんと歩いていける海に出向き、水平線を目指し沖に泳いでいった主人公さえ。いつか世界旅行にいこうねとゆびきりをしたシーン。心に残った。

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    Posted by ブクログ 2009年12月26日

    小学6年生の思春期を迎えた少女のお話。
    家族への思いや淡い恋心、友達と自分との違いを感じたり、
    体調の変化や感情の起伏が大きくなったり。
    そんな不安定な状態と少しずつ折り合いをつけて成長していく。
    自分の子供時代を思い出し、読みながら素敵な時間を過ごせました。

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    Posted by ブクログ 2023年01月21日

    椰月さん2冊目の本。(私にとって)

    「何か」になれるのか
    という不安を、25歳である自分は今大きく抱えていて、
    でも、この本の12歳の主人公も同じで、
    なんだか少しほっとした気がする。

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