なぜ教育論争は不毛なのか 学力論争を超えて

なぜ教育論争は不毛なのか 学力論争を超えて

836円 (税込)

4pt

「ゆとり」か「詰め込み」か――いつまで二項対立の愚を繰り返すのか? いつまで「左右対立」の図式に乗るのか? 学力低下論争の渦中で、いち早く不平等社会化に警鐘を鳴らしつつ、従来の対立軸を無効化し、そこに隠された現実を露わにしようと闘ってきた著者が、いま教育の論じ方を変える。観念論を排し、データに基づく政策科学を志す、まったく新しい教育論。

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なぜ教育論争は不毛なのか 学力論争を超えて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年05月10日

    刈谷先生の著書は教育問題を勉強する際に、何をおいても読むべきと考えている。
    当時は、東大の教授をされており、文科省とは切っても切れない関係であったであろうことは想像に難くない。
    しかし、例のゆとり教育論争では、文科省を正しい方向へ導く力にはあまりなれなかったようである。
    学者らしく、きちんと論議を分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月27日

    こういう議論をもっと聞きたいと思える本でした。
    思うところがたくさんあったので,後ほどまとめようかと思います。

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    Posted by ブクログ 2010年06月29日

    [ 内容 ]
    「ゆとり」か「詰め込み」か―いつまで二項対立の愚を繰り返すのか?
    いつまで「左右対立」の図式に乗るのか?
    観念論を排しデータに基づく政策科学を志す、まったく新しい教育論。

    [ 目次 ]
    序 教育の論じ方を変える
    第1部 学力低下論争の次に来るもの(もう、学力論争は終わった 一九九九年...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    教育について論じるというと、えてして「ロマン主義」が入り込んでしまい、人材としての価値の付加、教育そのものにかかるコストなどを論じることを避けて、データをもとにしたまともな議論が成立しないと指摘するのは説得力あり。しかもその文科省が著者には望みようもない何億という費用をかけて大規模な調査をしながらそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月03日

    教育を議論していく際に考えさせられる内容の一冊。

    観念論や理想論、単純な二項対立に陥りやすいのが「教育」。
    ただ、それに待ったをかけているのが著者。
    これを読むと、今までの教育論争がいかに不毛なのかまさにわかる。
    タイトル通り。

    教育を扱った議論に違和感を感じたら読むといいかも。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    観念論に終始しないためにも必読の一冊に入るのではないでしょうか。
    非常に論理的に実証的に議論を行っています。
    途中、自慢話っぽいところがあるのが残念ではありますが、それはインタビューの問題かも。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    教育に関する議論の大枠が時系列で捉えられた。日本の教育論争にはデータに基づいた議論が欠如しているという指摘には大いに賛成。また今後広がっていくであろう教育行政に対する政策評価の話も興味深い。

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    Posted by ブクログ 2013年11月11日

    教育論議に組み込まれず、教育の見方や論じ方を批判する本。実態把握と制度の評価によって教育理想が掲揚できる。

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    Posted by ブクログ 2013年04月29日

    最初の方は面白いのだけど、途中から同じ事に繰り返しになるのが残念。本の性質上、仕方が無いのかもしれないけれど。

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    Posted by ブクログ 2012年09月26日

    1990年代末からの教育論争(ゆとり→格差問題)を概観するのに良かったです。
    もちろん、その論争に加わった一論者としての苅谷先生の立ち位置(ていうか苅谷先生の活動記録的な本だし)からのものでしかありませんが。

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