美しい都市・醜い都市 現代景観論

美しい都市・醜い都市 現代景観論

836円 (税込)

4pt

日本橋上の首都高移設が検討されたり、景観法が制定されるなど、「美しい国」をつくる動きが強まっている。しかし、計画的で新しい街並みが「美」で、雑然として古い街並みが「醜」とは言いきれないであろう。本書は新世代の論客が、秋葉原・渋谷・ソウル・幕張・筑波・上海・ディズニーランド等々を事例とし、さらに平壌への取材旅行から映画・アニメ作品中の未来都市像に至るまで、縦横無尽に「美」とは何かを検証する。写真多数収載。

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美しい都市・醜い都市 現代景観論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年05月28日

    色彩、押井守、北朝鮮の話がおもしろかった。

    赤・白(日本的)の秋葉原と青(外国的)の渋谷。
    こういう切り口の景観論もあるのかー

    中華ゴシック論。

    過剰防備について。
    資本主義・自由経済では監視カメラやセキュリティによって、
    社会主義・共産主義では主体思想を顕現させる装置(モニュメントや計画的都...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年09月16日

    視点が良いと思う。確かに景観論争は、独裁国家の様相を帯びているし、善と悪に二分して悪を潰すことを正当化している。
    途中、中だるみするが、最後までしっかりと書かれていて好感を持った。五十嵐太郎さんは目の付けどころが良い。今まで見過ごされてきたようなことを意図的に論じるので読者の中でも新たな発見がある。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    先日訪れた上海、大気汚染の中3日間街を歩き廻っていたせいか、いまだに咳がとまらず。。。。皆さん、上海に行くときは、ぜんそくにかからないように注意してください(爆)。
    Financial Times にこんな記事が。。。
    750,000 a year killed by Chinese polluti...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月21日

    ブレードランナーとかAKIRAとか攻殻とかの景色をカッコいいと思ってしまったら「醜い都市」って何なのかわかんなくなるよね。その点では美しい建物、醜い建物のレポート書かされた大学生可哀想っちゃ可哀想。いや、考えるのはおもしろいけど。あと、未来から見たらコンクリートの日本橋と首都高とどっちが魅力的か、っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月01日

    レポートの題材として手にとった本書。

    個人的には日本橋の上を走る首都高速の景観がどのように考えられているかを知りたかった。
    そもそも美的感覚は極めて主観的なものである。
    その「美しさ」をまち・景観に当てはめる際には相当な注意を払う必要がある。
    他の書籍の表現を借りるのであれば、
    ”景観とはある一つ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月05日

     建築学科の1年生に美しい景観の写真をとってこさせると、はりぼての結婚式場とか、カミソリ3階建戸建てをとってくる話が始まる。

     それ自体、びっくりするが、僕自身はきちんとした建築の教育もうけていないのに、建築学科1年生がとってきた写真は全部×だなと思う。それも自分でなぜかなと思う。

     その一方で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月17日

    (111017)
    美しいか否かという基準はどんな理由をつけようか人間の主観でしかない。それ故に生じているであろう著者の発言の矛盾は客観的に受け止めてあげるしかない。
    それよりも、本書の有用性は、多くの事例や意見(偏りはあるが)を引用することにより、美しさとは何かという問いに対する答えを出すための手助...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月20日

    首都高の道路は本当に醜いのか?、上海に未来都市をイメージするように、日本橋にかかる首都高こそ東京のモダニズムを体現していたと100年後の人々は振り返るかもしれないという視点は新鮮だった。

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    Posted by ブクログ 2009年11月10日

    ざっくりしか読んでないけど、
    建築の人ってこういう感じだよねぇって
    改めて実感。
    いろんな都市の事例が出てきているのが
    興味深かった。
    特に、幕張と平壌。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日本橋の景観再生には賛成の立場をとっていた私に、別の視点を与えてくれた。
    カオスな日本、キッチュな日本を客観的に見ることができ、今後の景観論争を考えるうえで参考になった。

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