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Posted by ブクログ 2009年10月04日
終章にて著者曰く(241p.)、
「江戸時代に始まった国学は、『古事記』『日本書紀』や『万葉集』などのうち、とくに『古事記』を読めば(徹底的に読み込めば)、中国の思想や文化の影響をこうむる以前の日本の真の姿が明らかにできるのだと考えた。だが、本書において『日本書紀』の前半部分の叙述を取り上げ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月16日
面白い!良書です。いつかは古事記や日本書紀を読みたいと思っていたので、巻末にある通り入門書として有用だったので嬉しい。そして何よりも面白い。ふとした拍子に重心を失って転倒、箸が陰部に突き刺さり、それが原因で亡くなったヤマトトトヒモモソヒメの墓を「箸墓」と呼ぶ?ひどい。双子の誕生に驚いた天皇が碓に向か...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月21日
古書店にて200円で。万世一系を説きつつ武烈→継体間に王朝交替を匂わせる日本書紀の記述を読み解き、中国(当時は唐)が誇る長大な王朝の歴史に対抗すべく、自国史として天皇の系譜を〈紡いだ〉のだと主張している。その当否は扠措くとしても、特定の天皇を指して実在云々を論うことの不毛さは理解できるし、まるでその...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月06日
[ 内容 ]
神武以来、連綿と続く万世一系の皇統の歴史を綴った書物として尊重されてきた『日本書紀』。
戦後はそれに徹底的な批判が加えられ、王朝交替という、万世一系とは対立する古代史が提唱されるに至った。
本書は『日本書紀』の神武天皇から武烈天皇までの物語を精細に読み解き、その叙述を貫く主題・構想や歴...続きを読む
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