普賢 佳人

普賢 佳人

1,023円 (税込)

5pt

3.7

中世フランスの女流詩人の伝記を書く主人公〈わたし〉。友人庵文蔵、非合法の運動をする文蔵の妹ユカリ――日常の様々な事件に捲込まれ、その只中に身を置く〈わたし〉の現実を、饒舌自在に描く芥川賞受賞作「普賢」のほか処女作「佳人」、「貧窮問答」など。和漢洋の比類ない学識と絶妙の文体、鋭い批評眼で知られた石川淳の文学原理を鮮明に表出する初期作品群4篇。

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普賢 佳人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    語る行為それ自体がいかににスリリングなことか。言葉が起動し意味の磁場を作り出すことがどれだけ絶望的で甘美な経験か。僕も含めほとんどの人は知りません。ただ、これを読めばそれが垣間見れます。こういう小説があるから、後世の人は困るのです。
    ちなみに卒論は「普賢」を選び玉砕しました。。

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月14日

    うーん、わからない。一体何の話なのか、全くの力不足でした。読みづらいし、使い慣れない漢字を使っているしで、何度も挫折しそうになった。
    ただ時折ハッとするような表現や展開があって、もう少し読解力をつけてからチャレンジしたい。

    0

    Posted by ブクログ 2010年03月05日

    芥川賞第4回受賞作(1936下期)


    これぞ純文学といった様相で、長いし読みづらいし、構成がわかるわけもなく、「普賢」が一体なんなのかもわからず仕舞、もう少し私の文章を読む力(噛み砕く力)をつけて読み直したいと思います。
    しかし、所々の表現がぶわっと吹き付けてくるものがあって、特に出だし「盤上に散...続きを読む

    0

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