白頭吟

白頭吟

1,210円 (税込)

6pt

5.0

原敬により、院外団から、代議士、党幹部に引立てられ、拓殖会社の理事として辷り込む父・尾花晋作。3年前病死した正妻のあとになおった27歳の三輪子。洋行志望する前妻の子、主人公20歳の学生・尾花晋一。俗物・まがいもの行き交う、愛あり恋あり不倫あり、裏切り、謀略なんでもありの巷のなかで、昂然として、高貴なるものの光芒一閃。石川淳を代表する傑作。

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白頭吟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    石川淳という作家について詳しいわけではないが、たぶん呉智英の書評で絶賛されていたのがきっかけでその名を知ったのだと思う。

    本作の舞台は大正期、原敬首相が暗殺されたころ。
    汚職で成り上がった父親を持つ主人公が、アナーキストの革命、簡単に言えばテロの策謀に巻き込まれていくという話。

    といっても政治的

    0
    2023年05月05日

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