蕎麦ときしめん

蕎麦ときしめん

616円 (税込)

3pt

読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。(講談社文庫)

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蕎麦ときしめん のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年02月21日

    名古屋人の友人に真っ先に勧めた。

    蕎麦ときしめん
    序文
    が特に面白くて
    猿蟹はそんなに

    大人のユーモアって感じ
    憧れる

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    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    はじめて読む種類の小説。
    へぇ…こういう世界があるのか、と、おもしろく読んだ。
    麻雀は、やったことないのでわからずですが。

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    Posted by ブクログ 2018年12月03日

    パスティーシュ小説で一世を風靡した清水義範氏の昭和58年から61年にかけて「小説現代」に掲載された短篇集です。パスティーシュの名を決定づけた「猿蟹の賦」や、ある意味その後の名古屋人論に決定的な影響を与えた「蕎麦ときしめん」等が収められています。

    「猿蟹の賦」や「商道をゆく」は、一行読んだだけで司馬...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月31日

    この作品ではじめて「パスティーシュ」という言葉を知りました。清水義範さんは、この作品から読み始めるのがよいと思います。(ちなみに僕は、「面白くても理科」から入りました。)

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    爆笑。「序文」まじ爆笑。

    確かに研究者ってこういう節がある。
    言語学をかじったことのある人間なら必ず笑えると思う。

    猿カニ合戦の話もおもしろい!

    名古屋のきしめんが食べたくなった。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    名古屋人以外はこの本を読んで大笑いしましょう!名古屋の事がデフォルトされてるとはいえ、かなーり的確に書いてあります。名古屋人は読んでてムカつくだろうけど、ムカつきながらも「・・・当たってる」と後ろ暗い思いをするでしょう。
    日本語は英語のルーツだ!と言い出すおっさんの話がありますが、これを実際にやって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月02日

    蕎麦ときしめん

    清水義範
    発行:1989年10月15日
    講談社文庫
    初出:小説現代1993年11月号~1986年6月号

    書名となっている作品を含めた6本の短編小説。6編ともパスティーシュと呼ばれるジャンルの作品。模造作品とも訳されるが、文学ならある文体を真似て書く。パロディの一種。著者は名古屋出...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月13日

    本の最初にたまに載っている「序文」という章をつなげて一つのドラマに仕立てあげたり、架空の論文を巡るドラマを描いたり、今まで読んだことのない手法でとても面白かった。あまりに巧妙な語り口なので実在する論文かと思ったよ…

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    Posted by ブクログ 2010年12月10日

    やっぱり好きだ。清水義範。

    序文で小説やってみたり、社史風小説だったり、とんでも(でもないか)名古屋人論をサラリーマン風に書いていたり、とても楽しめる短編集。

    「商道をゆく」が一番好きでした。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    清水義範氏によるパスティーシュ集

    パスティーシュ(Pastiche)とは、作風の模倣のこと。
    パスティッシュ、パステーシュとも言い、下記を指す。

    広い意味でのパロディ
    文体や雰囲気など、先駆者に影響を受けて作風が似ること(例:「宝塚風の舞台」)[1]。故意に似せたものを「文体模写」と訳すことも...続きを読む

    0

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