無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
GNH(国民総幸福)で有名になったブータン。一方で急速な近代化により、身の丈に合わない消費行動や失業問題が顕在化してきた。ブータン人の価値観のもととなる仏教の伝統と経済成長は、人々の幸福感にどんな影響を与えているのか。日本人が学べることは?
急速な近代化により、ブータンでは身の丈に合わない消費行動や失業問題などが顕在化してきています。その様子は、高度経済成長、バブル崩壊を経験した日本を彷彿とさせます。日本人が通り過ぎた道をあえて辿る必要があるのかと思われるかもしれません。しかし、ブータンの変わりつつある社会を見つめることで、日本が失ってしまった何かを感じ、これから何を大切に生きていくべきかを考えるきっかけとすることは可能です。
本書は、ブータン首相の下で国民総幸福と経済を学んだマッキンゼー出身の高橋氏が経済面から、宗教人類学者で僧侶の本林氏はブータン人の価値観をつくってきた仏教面から、幸せのゆくえについてまとめています。経済成長のみに頼らない幸せを探る日本へのヒントが詰まった1冊です。
Posted by ブクログ 2018年03月02日
ブータンは幸せの国、と言われるが、幸せの基準は人様々であり、一括りに言えるものではない。
経済発展が進み、都市と地方の格差も生まれ、外の世界を覗けるテレビや携帯が流入することで、貧困層の不満は高まると言われている。
しかし、仏教の輪廻転生の思想が根付いているうちは、人々が口々に不幸を唱えることはない...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月18日
ご縁があったたかおさんが著者に名を連ねる本。
興味深い。
ブータン、GNHの実態について垣間見ることができる。元から興味があったこともあるがとても面白い。
メモ
・ブータン4第国王は国中の村を訪ね、歩き、国民との対話に時間をかけ、国民の生活の現状を肌で実感した。
・幸福は主観的。個人差がある。充足...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。