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Posted by ブクログ 2014年03月03日
とりあえず、本書の目次を書き出してみる。
第一章 物理学
第二章 進化論
第三章 数学
第四章 釈尊、仏教
第五章 そして大乗
目次だけだと、何の本だかさっぱり分からない。1章から3章までは、科学と数学の歴史を紐解きつつ、著者独自の史観を提示している。具体的には、科学や数学の発展の歴史は、...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月04日
読み終えると、タイトルのとおり「なるほど、科学と仏教は共通点があるんだな」と膝を叩くこと請け合いです。
内容の大半は科学の説明に割かれていますが、面白いのは仏教の説明に入ってから。
ブッダは、悟りを啓いたけどあくまで普通の人だという説明は、フラットに宗教と向き合う距離感を保ってくれるし、仏教は、何...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月18日
身の回りに起きている自然現象、当たり前に受け入れているそれぞれの、改めてみるとなんと不思議なことか。
初期の哲学者が科学者たり得たこと。
神が創った世界を解明するための科学から、
神ではなく人間が知覚する世界を記述しようという態度への変化。
ヴィパッサナーは本来的な仏教の教えに限りなく近かった
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月21日
科学と仏教という、一見したところどうにも関連づけようのないふたつの分野の隠れた関係性を明確化するというのが本書の目的なのだ
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その際、デカルトは、探求のための言語として数学を用いることの有用性に気づいた。感覚的経験よりも数学的確実性を重視し、数学を用いれば物質世界の法則...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月23日
多層で複雑怪奇な仏教について、ほんの少し知ることができた。というか仏教は多層で複雑怪奇なものであると知ることができた。
また「なぜ原始的な仏教と日本の仏教は全然違うのか」という謎も少し知ることができた。
大乗仏教と原始の仏教は随分と異なるものであると、具体性を持って学ぶことができた。それでも、日本の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月08日
科学と仏教。一見すると関係のなさそうなこの2つの間には、世界観を確立する方向性において重要な類似点がある、という。科学は神の視点を廃し、人間の視点によって納得できる物理的世界観を構築する方向に発展してきた(例:相対性理論、量子論、自然淘汰説、実無限など)。一方(釈迦)仏教は、神という超越的な存在をは...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月28日
科学と仏教という全く無関係に見える二つの活動には、驚くべき共通性があるといいます。
科学は神が創りたもうた世界の解明を目指していましたが、科学の進歩は逆に、神なる視点との決別の歴史でした。
一方、仏教は神秘的な絶対者の存在を否定し、人間の存在だけを拠り所に世界観を組み上げてきた宗教です。
仏教と科学...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月19日
科学の発展と仏教の発展を重ね合わせて書かれている。
物理学、生物学、数学の説明でほとんど終わり、肝心の仏教はオマケのように後半に登場する。
だが、その構成のためより仏教が科学的に分析出来るものであり、現代のコンテンツにおいても仏教の思想は取り入れるべき要素が多いことが感じられた。
多くの宗教は「救わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月25日
パラダイムシフトが化学の人間化(神の視点→人間の視点)と共に発生するって考えはなるほど、と思った。そのことと仏教の関係は理解できてないからもう一度読み直さないといけない。あと量子論ってやっぱり不思議だ。観測することで結果が変化ってなんか変だよね。これを覆す理論がいつか出そうに思えるんだけど、これも最...続きを読む
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