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札幌行きの豪華列車を爆破する! 1億円を要求した犯人グループの一員はすぐ逮捕された。だが乗り合わせた宗教家が「嫌な予感がする」といった直後に個室が大破。中から女性の全裸死体が。苦渋の決断の末に走り続ける列車。転覆を目論む犯人。青函トンネルを目前に緊張は高まる。十津川警部、次の一手は! (講談社文庫)
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読み応えがあった!!
Posted by ブクログ
列車ミステリーの王道みたいな感じ。 車両の爆破をめぐっての攻防が良い。 このあたりの時期の作品も面白い。 携帯電話ではなく自動車電話なあたり時代を感じる。 寝台車両はいつか乗ってみたいなぁ。
昭和の終わりに登場した寝台特急『北斗星』。まだ携帯電話も無かった時代の話。寝台特急の臨場感は良いが、鉄道トリックが無くて残念。
私が今更紹介するまでもないほど、有名作家の西村京太郎氏。 その作品数の多さにかけては、以前紹介させていただいた赤川次郎氏に匹敵&唯一肩を並べられる作家です。 「トラベルミステリー=西村京太郎」 そう、すっかり定着しているほど、列車絡みのミステリー著作が多いことでも知られています。 作品の特徴として...続きを読む本屋よりキオスクなどの駅売りが多く、ベストセラーとしてカウントされにくいため「影のベストセラー」とも呼ばれているそうです。 私も以前、いくつか読み漁りましたが、何を読んだのか覚えていない・・・そのくらい、作品数が多い! 今回も、どの作品を紹介してよいのやら、かなり悩みました。 氏の「トラベルミステリー」への方向性を示した「寝台特急殺人事件」を読もうかな・・・と思ったけど、手に入らなかったため(1978年刊行)、同じ寝台特急モノの本書(これも初版は20年前)を読んでみました。 豪華寝台列車「北斗星5号」に爆破予告!犯人は1億円をJR東日本に要求。 開通してまもない青函トンネル内で爆発されれば、200人の乗客の生命が奪われ、トンネルや豪華列車に多大な被害が起こってしまう。 警視庁十津川警部と犯人の攻防が始まる・・・! 十津川警部&亀井刑事、他おなじみのキャラクターが出てくるので、安心して?読むことができます。 豪華寝台列車の爆破という派手なシチュエーション、犯行予告の1億円、上野〜札幌&中央高速道という長距離の攻防、愛人の殺害、JR関係者のそれぞれの思惑、十津川警部と亀さんのやりとり・・・ 北斗星の時刻表や列車編成のイラストも挿入されており、大いなるパターンにむしろ喜んでしまう私♪ 十津川警部が丹念に犯人を追い詰める様子も純粋に楽しいですし、非常にエンタメ性に優れていると思います。 本書は国鉄がJRとなって一年後の話です。 ノベルスの発行日を見たら、昭和63年!翌年、平成ですからね〜(シミジミ) まだ、携帯電話もなく、自動車電話があるくらい。 そのため、まだるっこしい部分もありますが、それもまた愛嬌ですね。 豪華寝台列車は「北斗星」のみ、「カシオペア」も「トワイライトエクスプレス」も無かった時代。 今では、「北斗星」の「5号」という列車はないようです・・・運行本数も減ってしまって寂しい限りです。 でも、今でも私には「北斗星」はちょっと憧れの電車です。 1回乗ったことがありますが、食堂車を使ったことが無いし。 そのうち、ゆっくり乗ってみたいですね〜。 この十津川警部シリーズ、いまも新刊が出続けています。 最近では、アキバを舞台にした異色作もあります。その「十津川警部 アキバ戦争」の裏表紙には、おでん缶自販機の前に立っている著者近影が載っています。 ストーリーは微妙ですが、詳しい著者年譜と全著作リストが巻末についているので、作品をチェックしたい方にはオススメです。
寝台特急にしかけた爆発物。 十津川と犯人のかけひきが続く。 予想を少しは覆されるものの、 最終的には十津川の導く方向へと流れて行く。 いくつかの犠牲のもと、複雑な仕掛けが解き明かされて行く。 西村京太郎らしい人間描写が中心になっている。
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寝台特急「北斗星」殺人事件
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西村京太郎
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