宵鳴

宵鳴

1,320円 (税込)

6pt

大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らぬものはないといわれ、欲望と幻想が妖しく交わるこの場所も、しかし少しずつ衰退の兆しを見せていた。滅びの予感に身をゆだねながら、赤腹衆のサザは最後の市守(いも)りとして今年もまた仮面をつけ、夜ごと市を巡回する。そんな折、市に大道芸人の父娘が流れてきた。彼らはある呪いを解くため、「うろくづ」という不思議な道具を探しもとめており……。

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宵鳴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年11月21日

    「夜宵」の続編。文庫が出るまで待とうかなと思いつつやっぱりこのドクドクの雰囲気を味わいたくてついつい買ってしまった。
    このなんとも言えない黒々とした世界感がすごく惹きつけられる。
    新しいキャラクターたちもとても魅力的で私はいとちゃんが好き。
    市に来る「人」の中で一番人らしいような、綺麗な心の持ち主の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月16日

    「夜宵」の続編。前回のような連作短編ではなく、ひとつに繋がったお話でした。(間にサザさんメインの短編がありましたが、それも繋がっています。)前回よりもキャラクターが増えました。芸人や不老不死の子や人形師に呆けた爺さんなどなど。前回よりもすこし軽くなったのでしょうか?背筋が凍るようなダーク部分が少なく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月16日

    夜宵を2年程前に読んで、とても絶賛したことを覚えています。
    2段組で引け目を感じますが、読み始めるとどんどん吸い込まれていく作品です。
    不思議なお話なので、人が残虐に殺されたりもします。
    何かしら裏で糸を引いていて、何人も登場人物が出てくるのに、最後はみな同じ目的である、土台のしっかりした物語です。

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    Posted by ブクログ 2013年12月10日

    「夜宵」の続編。今回は群像劇形式になっている。細蟹の市の雑多な雰囲気と人の業の悲しさのコントラストが美しい。

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    Posted by ブクログ 2020年12月21日

    夜宵ほどの衝撃はなかったけど、
    個人的には満足!
    サザ報われるかなぁと思いながら
    シリーズを読んでる今日この頃。

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    Posted by ブクログ 2017年05月14日

    前作に引き続き、ワールド全開でした。

    あれだけ死人が出るようなおぞましい市が舞台であるにも関わらず、グロさの他にどこかその世界に美を感じるのは細蟹含め、登場人物が不安定な存在だからなのでしょうか?
    怨みだけでなく、愛や情も呪いと紙一重なのですね…。

    読み進めて行くほど、細蟹の綻びが進んでいくのが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月11日

    間違えてレビューを消してしまったので、改めて。なんと書いていたか忘れてしまった…。

    夜宵の続編。今回も装丁が素敵。細蟹の市をめぐるお話。
    今回はうろくづという謎の妖刀?に振り回される人々を描く。この独特な世界に、新たな登場人物が加わっていく。いとちゃんについては、なるほど、と思わされた。カラカラが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月10日

    夜宵の続編。
    「うろくづ」を巡る物語。

    またサザに逢えて嬉しい、だけどまだ囚われて呪われて愛されているのかと思うと哀しい。

    たくさん人が死んだ今回の細蟹の市。
    色んなものを失って、
    市の「終わり」の予感がする。
    終わりのはじまり。

    次の市も来てくれる?
    きっとまたサザは来てくれる。

    ところで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月13日

    大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹の市」。そこで手に入らぬものはないといわれ、欲望と幻想が妖しく交わるこの場所も、しかし少しずつ衰退の兆しを見せていた。滅びの予感に身をゆだねながら、赤腹衆のサザは最後の市守りとして今年もまた仮面をつけ、夜ごと市を巡回する。そんな折、市に大道芸人の父娘が流れてきた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月01日

    この不思議な世界が想像力をかきたてます。
    漫画じゃなくて良かった。
    映像化もしないで欲しい作品。
    登場人物や雰囲気など実際にないもの程自由な想像が出来るのが楽しいです。
    続編に期待。

    0

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