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1920年代のロンドン、かの名探偵シャーロック・ホームズの孫娘リディアは祖父の跡を継いでベイカー街221番地で探偵事務所を再開する。そこへ持ち込まれたのは世にも奇妙な「歩く死体事件」。リディアは毒舌の美青年ジェームズ・ワトスンとともにその謎に挑むが、新たな殺人が起きてしまう……。
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Posted by ブクログ
ミステリーというよりもYAですね。表紙も挿絵もかわいいし、それぞれの孫という設定でキャラもいい。 これを読んだ中高生がシャーロックホームズって?と興味を持って本編の方を読んでくれるのを期待して☆いっぱい付けたいのですが。 ストーリーもミステリーとしての仕掛けも難がありすぎ・・・ イヤ、ホントに可愛い...続きを読むんですけどね。
ワトスン「随分と大きく出ましたね。しかし、僕に目をつけられたのが運の尽き。あなたが仕掛けた真実を歪めるトリック。全て暴き出して差し上げますよ」 ホームズ「それ、わたしのセリフ! わたしのセリフ!」 (p228から抜粋) 名探偵シャーロック・ホームズが死去し、その後を継いでロンドン・ベイカー街の下宿...続きを読むに探偵事務所を開いたのは、孫のリディア・ホームズだった。彼女は、伯爵家の未亡人シャーリーの依頼を受け、ワトスンの孫であるというジェームズを助手に“歩く死体事件”の調査に乗り出します。しかし、リディアの披露する推理はとんちんかんなものばかりで、そんな彼女は毒舌ジェームズに言わせれば「三流探偵」。まともに推理するのは助手のジェームズばかり。これではホームズとワトスンの立場が逆転しているよう。実は、リディアは祖父から「あの子には才能がない。探偵なんかになったら、いつか大きな過ちを犯すだろう」と言われた過去がありました。名探偵シャーロック・ホームズの言葉は重い。それでも、リディアが探偵になろうと思った理由……。その純粋な気持ちに、私は切なくなって泣けてしまいました。リディアにはシャーロック・ホームズのような頭脳はありません。けれど、彼女には祖父にはない力があります。タイトルにあるように、この物語のテーマは「血統」らしいです。リディアとジェームズの中に存在する祖先の血。その血と戦い、二人はやがて血統の意味とは何なのか答えを見出します。 最後のページは驚愕の事実でした。ホームズファンなら、まずファーストネームの時点で気付くべきことだったんですが……。事件は解決しましたが、まだ謎という名の伏線は残っており、続編を期待せずにはいられません。続編刊行が決定されることを祈っています。祖父のような頭脳はなくとも優しい心を持っているホームズと、そんな彼女に意地悪ばっかり言いながらも見捨てないワトスンが私は大好きです。 あとシャーキアンでないと分からないネタがありました。まあ私はシャーロキアンには程遠い、ただのホームズファンに過ぎないので、ネタを回収しきれてないと思いますが。作者さんのブログに後書きがありますので、興味のある方はそちらを見てみてください。
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ちっちゃいホームズといじわるなワトスン 緋色の血統
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