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「子どもが小さいから、留学は無理。教員控え室でぼんやりと掲示板を見ていたら、ちょうど夕日に照らされた場所に、奨学生募集の案内が貼られていた。ドイツ学術交流会。自分にはもはやチャンスはないと思っていた留学。その案内を見てみたら、『31歳まで応募できる』と。『あれ、これならまだ…?』。不意に、『留学』の2文字が現実感を伴って迫ってきた」。『朗読者』訳者、早大教授・松永美穂の初エッセイ集。
Posted by ブクログ 2022年06月15日
ドイツ文学者・翻訳家である著者の初エッセイ集。
略歴やプロフィール写真を見るといかにも才女といった風情だが、ちょっぴり妄想癖があったりと可愛らしい一面もお持ちのようで…(にやり)『へんてこ任侠伝』(本作に収められているエッセイの一つ)ではその妄想癖が炸裂、オチがきれいに収まらないところも松永氏らしく...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月19日
朗読者の翻訳者。
現代ドイツ文学の大学教授。
ドイツ留学したり書評書いたり。
同時期にひとり百物語の立原透耶(中国語専攻の大学の先生)を
平行して読んだためどっちが誰だか
分からなくなった。
著者近影を見れば可愛らしい人なのに
結構運動されるのだそう。
大学生のときバレーに打ち込み
バレー部のコー...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月14日
タイトル買い。
帯に、
「あるときからエレベーターに乗るたびに、「5階」が「誤解」と聞こえるようになってしまった。同僚に打ち明けると、その人は心配そうにわたしの顔を見つめ、「それは病気です。翻訳者がかかる病気ですね」と言って降りていった……。」
とあって、わたしは翻訳家でもなんでもないけど、
会...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月16日
エッセイ集なんですけど、なんだか「知的」な雰囲気が漂っています。気持ちよく読めます。そして、著者に対して勝手に親しみを感じてしまいました。この本を通して、新しい音楽や本など、さらに自分に広がりを与えてもらいました。たとえば、CD「エウミール デオダートのツァラトゥストラはかく語りき」をさっそく聞きた...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月01日
翻訳者がいてくれるから、外国語の小説が読める。いつもありがたく思っております。
その有難い人がエッセイをお書きになりました。
翻訳者でありドイツ文学の研究者でありW大学の教育者であり、八面六臂の活躍ながら、奔走し時に学務に翻弄されているさまが、親近感のわくところで(笑)
学生が連れて行ってくれるか...続きを読む
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