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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝説的な名エッセイ「前衛記録映画論」をはじめ、エイゼンシュタイン、ゴダール、ブニュエル、アントニオーニ、レネなどの世界的名作を独創的な視点で論じた。
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Posted by ブクログ
【目次】 輝きを失わない真の古典的名著(中条省平) 1 映像芸術の現代的視座 2 前衛記録映画論/方法とイメージ/ネオ・ドキュメンタリズムとは何か/隠された世界の記録−−ドキュメンタリーにおける想像力の問題 3 残酷を見つめる眼−−芸術的否定行為における主体の位置について/堕落したリアリズム...続きを読む/モダニズムとクリティック/追体験の主体的意味−−『二十四時間の情事』について 4 日常性と凝視/ドラマのないドラマ/存在の形而上学 5 「敗戦」と「戦後」の不在/芸術的サド・マゾヒストの意識/変身の論理/大衆という名の物神について/運動の変革 初版あとがき 再版に寄せて
町山さんのネタ本? それはさておき、ここで述べられる話は、過去の話でもなく、それどころか映画の話でさえない。現代の我々の話である。我々はこの本が書かれた50年前から如何ほど洗練されたというのか。洗練どころか――と思わざるを得ない。 【敗戦の事実から何物をもえようとせず、そのことによって「戦後」を挫折...続きを読むさせたものたちが、戦後十四年を経た今日、敗戦を「敗戦」たらしめ、戦後を「戦後」たらしめることによって、現実変革のプログラムとその実践主体の革命をなそうとすることを「またしても」拒否しているということであり、そのような傾向にたいして、私たちが、断固非妥協的に闘いぬくことによって、私たちの戦後史に責任を負わねばならぬということである】 【私たちが、虚偽の連帯の否定し、擬制のコミュニケーションを破壊しようと試みるのは、その問いを真剣に考えるからである。それはまさに、おのれのなかに他者(大衆)を見いだし、他者(大衆)のなかにおのれを見いだす視点が、いかにして獲得されうるかという問いに答えることでもある。私たちの運動は、ディスコミニケーションの凝視の果てに真の人間連帯を派遣してゆく地点から組織されなおされないかぎり、もはやどうにもならないとことにきていることは、あまりにも確かなことなのである】
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