がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史

がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史

924円 (税込)

4pt

3.8

80年代になってがん研究は様変わりした。原因別のメカニズムがあると考えられていたがんは、今やがん遺伝子という共通のメカニズムで説明できるようになった。生命にとって大事な遺伝子が次々に変異を重ね、行き着いた一つの悲しい結末、それががんなのだ。がん遺伝子と抑制遺伝子の発見をめぐって熾烈な競争を繰り広げる研究者たちのドラマと、徐々に明らかになるがんの本態を、自らのがん体験をふまえてヴィヴィッドに描く。

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がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年05月06日

    がん遺伝子とがん抑制遺伝子、そしてヒトゲノムの解読という現在の分子生物学の基礎が築かれていった80年代のルポ。

    難易度が気になる方もいると思いますが、大学初級程度かと思います。バイオや化学に興味のある高校生でブルーバックスの「アメリカ版 大学生物学の教科書」などが理解できる人なら大丈夫です。

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    Posted by ブクログ 2013年04月17日

    ガン遺伝子の発見までを分かりやすくまとめた良書。素人さんにはどこ迄伝わるかな~と言うところは有るけれども。現在ではゲノム情報はある、iPSはある、がしかし未だに全く克服できない癌に対する研究者達の戦いの初期の初期の記録。胸が熱くなります。

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    Posted by ブクログ 2013年01月21日

    がんが遺伝子の異常であることは何となく判るのであるが、遺伝子の異常がどうしてがんになるのかはじつはよく判らない。がん遺伝子にはがん遺伝子とがん抑制遺伝子がありがんが発生するには複数のがん遺伝子が絡んでいるらしい。人は歳を重ねるごとにがんになる可能性を増すのだが、遺伝子の変異する確率をかけ算していくと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年10月21日

    実験マニュアルで有名な黒木先生の1996年の著作。個人的に知っている内容ばかりではあるが、歴史背景をうまく絡め、時に幻想的な文章表現も面白い。ゲノム全解読の5年前に書かれたという部分を差し引く必要があるが、がんにおけるDNAの変異や分子メカニズムの発見の歴史背景など、大学/院生教科書の副読本としてオ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月03日

    がん遺伝子の発見。当時の技術でいかにして発見するのか。相当量の集中力と忍耐が必要となったに違いない。自分には研究という仕事は向いていないと感じる。

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