言壺

言壺

924円 (税込)

4pt

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『私を生んだのは姉だった』小説家の解良(けら)は、万能著述支援用マシン“ワーカム”から、言語空間を揺るがす文章の支援を拒否される。友人の古屋は、解良の文章が世界を崩壊させる危険性を指摘するが・・・・・「綺文」ほか、地上800階の階層社会で太古の“小説”を夢見る家族の物語「没文」、個人が所有するポットで言葉を育てる世界を描いた「栽培文」など9篇の連作集にして、神林言語SFの極北。第16回日本SF大賞受賞作

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言壺 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    彼は本当に言葉使い師であり続けようとしている。
    そう感じた。

    神林長平の短篇集。
    言葉とコミュニケーションが彼の中に自分が言葉使い師である上で重要な問題なのだろう。

    素敵な、雪風のフェアリィ星を彷彿とさせるような章名と
    言葉が手段として生命としてある今の世界と違うたくさんの世界を描いた物語たち。

    0
    2013年05月16日

    Posted by ブクログ

    メチャクチャ面白かった。
    『言葉』について書かれた短編集。なんというか、とても迫力のある小説でした。「言葉の力」はすごいなぁ、と思ってみたり。

    0
    2013年01月16日

    Posted by ブクログ

    「私を生んだのは姉だった」
    この言葉から始まるのは、人と、機械と、言葉とそして世界の物語。叙述支援機能を持つワープロ、匂いで構築される物語、言葉を育てるポットなど、読者を想像のさらに向こうへと連れていくその筆力と発想は、「言葉使い師」神林長平のまさに真骨頂だと思います。おすすめです。

    0
    2013年01月02日

    Posted by ブクログ

    神林長平がいかに「言葉」を大切にしているSF作家か分かる小説。
    言葉は凶器になり、世界を滅ぼし、世界を救う。

    哲学的でエンターテインメント。
    もう好きとしか言えない(笑)

    0
    2011年07月23日

    Posted by ブクログ

    神林長平初挑戦。
    現実なのか、単なる作られた言葉(妄想?)なのか分からなくなっていくところが好み。
    他の作品も読んでみたいけど、数が多くて迷うなあ。

    0
    2011年07月18日

    Posted by ブクログ

    文字によるSF。または
    ブラのへ字文るよにFS、
    レター。読んでいる間、
    のるいてめし楽はれこ
    だろうか?と不安にな
    単簡もといがIAがたっ
    に文章を作る今となっ
    ののののの者作、はて
    の の の の のの の
    の  (null)

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    「言葉」を扱ったSF短篇集。面白かったが、凄くエネルギーを消費する。しかし、こういう小説こそ、神林長平の小説だろう。一読しただけでは不十分に思える。最後の「碑分」での締め括り方に衝撃を受けた。

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    20年前にこれを書いているのは凄いの一言。理にかなった推論により物語を紡ぐ。ここに描かれているのは推論の延長。水位は確実に上昇中で部分的には形になっていたり。書くことについての話なので書くことに興味のある人たちにはプラスの楽しみがあるだろうし一億総発信者といえる今の社会において読んでみると少し怖くな

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    ワーカムという、人工知能に近い言語に特化したワープロを軸にしたSF短編集。
    機械学習の権化のような端末が人々に与える影響から、普段は気づかない「言葉」というものの強さ、恐ろしさが垣間見える。円城塔さんの解説文まで、ワーカムのスタイルで統一されており、解説文も作品に取り込むこの本には、魔力すら感じさせ

    0
    2012年08月16日

    Posted by ブクログ

    ’94。言語SFがよく書かれるようになったのは、いままでSFが示してきたように、これが未来だからなのか。それとも既に言語に取り込まれているのか、それは現在か未来か。…楽しい。

    0
    2011年07月02日

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