Boy’s Surface

Boy’s Surface

682円 (税込)

3pt

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〈野間文芸新人賞作家が贈る数理的恋愛小説集〉これは多分、「僕たちの初恋の物語」。それともやはり、「初恋の不可能性を巡る物語」──恋愛小説の最先端を駆ける全4篇を収録

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Boy’s Surface のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月10日

    安定して円城塔さんの作品は理解が難しいけど、個人的にはその難しさが好き。
    知ったかぶりの落とし所というのか、なんとなく腑に落ちるところを探せるまで繰り返し読んでしまう。

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    Posted by ブクログ 2011年09月07日

    今回の芥川賞にはもうがっかりするのもあれなほどがっかりだったのですが、自分は高学歴フェチなので(笑)好きです、円城さん。やっぱり池澤さんが選評で言っていたみたいに、こういう作品を書く作家がいわゆる純文学系の賞にノミネートされたことが意義があるのだなぁーと思いながら読みました。

    もう村上春樹みたいに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月23日

    日本語で書かれた小説を読んで、何が書かれているかわからないなんてことがあるのか⁉ほとんど何が書かれているか全く理解出来ない。だけど読んでしまうのはこの小説が〈理解出来ない=つまんない〉ではないから。表題作「Boy's Surface」は恋愛(他者との関係)における〈認識と真理〉について書か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月28日

    「Boy's Surface」
    盲目の数学者レフラーの恋の物語。しかし、レフラー球なる物体によって変換が何重にも施されているため、何が本当のことなのか分からない。

    「Goldberg Invariant」
    数学的SFとでもいうような物々しい作品。しかし、これを恋愛小説だと理解するのは相当...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月14日

    表題作「Boy's Surface」を含む数理的恋愛小説と銘打たれた短編集。
    足りない頭を総動員して読んだものの、一読しただけでは文字通り作品の上っ面しかまだ理解できていないように感じる。解説でもある5本目の「What is the Name of This Rose?」を読んだ後には、再...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月07日

    読むメビウスの輪、かな。

    完全に揺さぶられました。著者の素敵な罠にはまっていることに気づくのに、意外と時間を要したかな。いや罠なんかじゃなくて、別の何かなのかもしれない。
    見たことのない立体図形。四次元図形が浮かぶ。
    言葉なのだが言葉ではない?これは文章なのか。いやそういう問いがナンセンスなのかな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月02日

    小説というよりは文脈を用いたプログラムのようで難解な感じ。なかなか理解できず、何度も戻って読み返すのだけど、それも意図されたアルゴリズムのような、不思議な本。

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    Posted by ブクログ 2012年08月26日

    もちろん癖はありますが、数学も物理学も難しいことはおそらく本当には必要ありません。“白紙地帯”を許せること、それをそのままに置き去りにし、そこに世界の拡がりを感じられること、それさえ出来れば円城先生の世界の出来方を充分に楽しめます。理論で遊んでいるようで、あらゆる理をバットで打ち返す、勢いのある凝っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月25日

    2012/2/25
    前から気になっていた円城塔が芥川賞を受賞したので読んでみた。
    理工書を読んでいるような気分。
    何がなんだか分からないが読んでいてすごく綺麗な文章に思える。
    また時間を置いて他の作品を読みたい。

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    Posted by ブクログ 2012年02月14日

    -わたくしという現象は
      仮定された有機交流電燈の
      ひとつの青い証明です-

    『春と修羅』より


    この作品の冒頭部分。
    1ページ目にある言葉。

    宮沢賢治が生前唯一刊行した心象スケッチの一部なのですが、


    私が持っている『春と修羅』では
    -ひとつの青い《照明》-

    とあります。

    証明と照...続きを読む

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