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Posted by ブクログ 2011年09月07日
今回の芥川賞にはもうがっかりするのもあれなほどがっかりだったのですが、自分は高学歴フェチなので(笑)好きです、円城さん。やっぱり池澤さんが選評で言っていたみたいに、こういう作品を書く作家がいわゆる純文学系の賞にノミネートされたことが意義があるのだなぁーと思いながら読みました。
もう村上春樹みたいに...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月23日
日本語で書かれた小説を読んで、何が書かれているかわからないなんてことがあるのか⁉ほとんど何が書かれているか全く理解出来ない。だけど読んでしまうのはこの小説が〈理解出来ない=つまんない〉ではないから。表題作「Boy's Surface」は恋愛(他者との関係)における〈認識と真理〉について書か...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月28日
「Boy's Surface」
盲目の数学者レフラーの恋の物語。しかし、レフラー球なる物体によって変換が何重にも施されているため、何が本当のことなのか分からない。
「Goldberg Invariant」
数学的SFとでもいうような物々しい作品。しかし、これを恋愛小説だと理解するのは相当...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月14日
表題作「Boy's Surface」を含む数理的恋愛小説と銘打たれた短編集。
足りない頭を総動員して読んだものの、一読しただけでは文字通り作品の上っ面しかまだ理解できていないように感じる。解説でもある5本目の「What is the Name of This Rose?」を読んだ後には、再...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月07日
読むメビウスの輪、かな。
完全に揺さぶられました。著者の素敵な罠にはまっていることに気づくのに、意外と時間を要したかな。いや罠なんかじゃなくて、別の何かなのかもしれない。
見たことのない立体図形。四次元図形が浮かぶ。
言葉なのだが言葉ではない?これは文章なのか。いやそういう問いがナンセンスなのかな...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月26日
もちろん癖はありますが、数学も物理学も難しいことはおそらく本当には必要ありません。“白紙地帯”を許せること、それをそのままに置き去りにし、そこに世界の拡がりを感じられること、それさえ出来れば円城先生の世界の出来方を充分に楽しめます。理論で遊んでいるようで、あらゆる理をバットで打ち返す、勢いのある凝っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月14日
-わたくしという現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い証明です-
『春と修羅』より
この作品の冒頭部分。
1ページ目にある言葉。
宮沢賢治が生前唯一刊行した心象スケッチの一部なのですが、
私が持っている『春と修羅』では
-ひとつの青い《照明》-
とあります。
証明と照...続きを読む
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